努力する意味を見失いそうな人に読んでほしい『読書する人だけがたどり着ける場所』

学び

こんにちは。薄給時短ワーママのらっこです。

今日も仕事に家事に育児にお疲れさまです。

この記事は過去の私のような、育休から復帰して自信を失っている人頑張る意味を見失いそうになっている人に向けて書いています。

育休から復帰して、時短だから給料が削られて、それに伴って自信も削られて、

私なんのために働いているんだっけ、とか、

がんばって成長する意味ある?

みたいな思考に陥っていたどん底だったときの私が読んで救われた本を紹介したいと思います。

こちらです。

読書する人だけがたどり着ける場所 | 著:齋藤孝 SB新書

この本は、私が時短で育休復帰をして自分に自信を失っていたときに読んだ本です。

残業ができないというだけで半人前扱いされて、

人事部には「時短で働くなら昇進は諦めてください」と言われ、

子どもが熱を出して突然会社に行けなくなったりして、

でもワンオペで頼れる人もおらず夫も戦力外でひとり寝不足と戦って、

自分よりチンタラ仕事して残業しているフルタイムの人のほうが給料が高かったりして、

なんのために働いているんだっけ?みたいな心境になって、

自信がボロボロになっていた時期がありました。

その時期には自分にお金をかけることに抵抗が出てきてしまって、

読書が大好きなのに単行本一冊を買うこともためらうようになってしまいました。

昇進、昇給できないのに本読んでも意味なくない?

成長しても評価されないなら意味なくない?みたいな心境でした。

そんなときにこの本を読んで、心底救われました。

読書は成長するため、もっと端的に言えばお金を稼げるようになるためだけにするものじゃない

自分の人生を豊かにするために読むものだと改めて思うことができました。

過去の私と同じように、いま自分に自信を失っている人にも響く部分があるかもしれないので、

本のなかで特に印象に残った文章を3つ引用させてもらいますね。

勝ち負けよりも生き方

私たちはアメリカ式の資本主義に慣れてしまっているので、「成功したい」という欲求を自然のように感じています。

でも、文学の世界に浸ってみると、成功や勝ち負けなんてどうでもいい、というか、意味がわからないという感覚になるはずです。

文学とは経済的成功や勝ち負けとは違う次元で成立しているものだからです。(中略)

「勝ち組、負け組」という言葉は、10年ほど前はよく使われていました。(中略)

たとえ頭が良くて仕事で成功をおさめていたとしても、そういった浅い言葉をバンバン使う人は「残念な人」という感じがします。

教養に欠けていると疑わざるをえない。これは重要な視点です。

お金を持っている人が偉いとか立派だというわけではないからです。

資本主義のゲームに勝つのはうまいかもしれませんが、それが偉いわけではないでしょう。(中略)

人が生きる意味を問いながら、その深みを掘っていくのが人生の醍醐味です。

この部分は時短で自信を失っていた時期の自分に特に沁みました。

目の前の仕事は辛いし、育児は大変だし、こんなはずじゃなかったと思うこともあるけど、人生の醍醐味は金銭的に成功することだけじゃない。

今日というこの日がしんどくても歯を食いしばって耐えられた。

悩んだり葛藤する毎日の積み重ねが自分という人間の厚みを作ってくれている。

私は少しずつ前進している。

たとえ会社も社会も評価してくれなくて、お金という目に見える形で報われなくても。

そんな風に考えられるようになったら、また読書を楽しめるようになってきて、本を買うこともできるようになりました。

二つ目の文章はこちらです。

知識は細胞分裂のように増える

読書で知識を深めたいと思ったとき、最初のうちはなかなか知識が増えない感じがするかもしれません。(中略)

ところが、あるところまでいくと突然どんどん知識が吸収できるような感覚が生まれます。

知っていることが増えたので、新しい知識もスムーズに入ってくるようになるのです。(中略)

どんどん知識がつながっていくから加速度的に増えていきます。

8割忘れたっていいやというくらい気楽に、まずは通しで読んでみる。終わったら、同じ著者の別の本を読む。(中略)

そうやって、ペンキの上塗りのように知識を積み重ねていきます。適当に塗るのを繰り返せば、ちゃんとペンキが濃くつきます。

このことを以前Twitterでつぶやきました。

本で読んだことが腹落ちするのにはけっこう時間がかかります。

この腹落ちするまでの時間って読書したのに身についていないような気分になってしまいがちです。

ワーママにとって貴重な時間を読書に費やしているからこそ、「意味あったのかな」と焦ってしまうこともあります。

でも読書を続けていると、ある日突然、急に腹落ちするその日がきます。

この経験を何度かやると、焦る気持ちが薄れてくるから不思議。

「大部分を忘れてもいいや、一文でもなにか心に響く言葉があればいいや」くらいのノリで読書を楽しめるようになってきます。

成長とかお金とかそういう短期的な視点から解き放たれた感覚になって、

ただ純粋に目の前の本を味わおうと思えるようになりました。

今日も自分に薄ーくペンキを塗る気分で本を手に取るのは楽しいです。

そうだ、読書は楽しいものだった。と思い出させてくれた言葉でした。

読書だけでなく仕事も同じで、短期的には仕事での成長は見えにくいでしょう。

なにも成長していないと感じる日だってあるはず。そのことに虚しくなる日もある。

けど、1年とか2年、5年という単位で見たら、

今日の一日も経験や知識になって自分という人間の厚みを増してくれているんだと思います。

時短で働いているとどうしてもフルタイムの人よりはペンキは薄くなってしまうかもしれないけど、

短い時間の中でも集中して前向きに仕事を続けていけば、

自分という人間もそのうち分厚くなってくれるだろう、と考えると

会社や社会に評価してもらうために仕事しているんじゃない、

自分を豊かにするために毎日を生きているんだ、

という気持ちになって、少しずつ前を向けるようになりました。

最後の引用はこちら。

あえて本物を選ぼう

丸善などの大型書店に行ったとき、「こんなに読むべき本がある!」とワクワクするか、はたまた「自分にはとても読み切れない」と恐怖のようなものを感じるか。(中略)

この世を過ごすうえで、深くてすごいものに出合うだけでも、もう時間がないと気づきます。

薄っぺらい、浅いものに付き合っていられないわけです。(中略)

時代を超えて多くの人に愛されてきたもの。

歴史の中で評価され、現在もその価値を失わないもの。

時の流れの試練に耐えて残ってきたものには、それだけのパワーがあるのです。

最近はビジネス本でも歴史の本でも「これだけ読めばOK!」みたいなインスタントな本がたくさん出回っています。

現代人は忙しいからこそ、手っ取り早く答えが欲しい、と思うのかもしれません。

でも前に紹介した林修先生の本にも記述があったように、

わからない時間こそが尊いんだと、わからない時間を楽しもうと考えてみると、

選ぶ本の選択肢が変わってきます。

難しくても昔からある本、長いままの原文はスルメのように固いけど、

それをあえて読んでみることで自分のアゴ(頭)も鍛えられるし、

だからこそ見えてくる世界があるんだろうなと思うきっかけになりました。

読書は知識を得るためのものだけど、知識を得ることだけに意味があるんじゃなくて、

読書を通して自分の頭で考える工程そのものに意味があるんですよね。

社会に出てからの自分はそれこそ上で書いたようなインスタントな答えを書いている本を多く読んできたのですが、

そろそろハウツー本はもう要らないかなと思っています。

30代も半ばなので、40代に向けてどんどん厚みを増していきたい時期です。

これからは心を入れ替えて、少し難しくても歴史のなかで評価されてきた本に触れて、わからない時間を楽しんでいきたいなと。

(本の中で引用されていた古典を何冊か購入したので、また感想書きにきますね)

こんなうふうに読書の意味ってなんだろう?と考えていくと、

時短で会社が評価してくれないこととかなんかもうどうでもよくなってきて

気が付くと前向きな気持ちになっていました。

もちろん今でも稼げるようにはなりたいし、キャリアアップも諦めていないけど、

手元に入ってくるお金が多いことが人生のすべてなのか?と考えると、私はNOだなと思いました。

自分の目の前にいる子どもが健康で笑顔で過ごせることが大事だと思ったから、そのための余裕を持つために時短という働き方を選んだわけです。

フルタイムを選択すれば収入は増えるけど、そのぶん犠牲にすることも増える。

優先順位をつけるなら、いまは家族、仕事なんだ。

いろいろな悩みや葛藤はあるけれど、いまは自分にうっすらとペンキを塗っている時期だと思おう

本を読み終える頃にはこんなふうに心の整理がついて、スッキリした気持ちになれました。

私はおそらく著者の齋藤孝さんがターゲットとしていた読者ではなかったのでは?(たぶんもっと若い世代だったのではないかしら)と思うのですが、

結果的に自分が前向きになれたのでヨシとしましょう。

以上、本を読む意味を見失うくらいにボロボロだったときの自分を救ってくれた本のなかから、3つの文章を紹介させてもらいました。

どれか心に響く文章はありましたか?

ひとつでも「努力する意味はあるな」「なんだか明日も乗り越えられそう」と思えるきっかけになる言葉があれば嬉しく思います。

今日ご紹介した本はこちらです。

読書する人だけがたどり着ける場所 | 著:齋藤孝 SB新書

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

今日も一日お疲れさまでした。

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この記事を書いた人
rakkomom

35歳、零細企業の時短ワーママらっこです。
6歳の息子と0歳の娘、長時間労働夫の4人家族。
おすすめモノ、読書記録、キャパ狭のワーママが倒れずに生きていくための工夫を書いています。

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