時短ワーママが零細ベンチャーで信頼を得るまでにやった3つのこと

キャリア
記事の中にPRを含む場合がありますが、らっこが自分で買ったもの、良いと思ったものを紹介しています。

こんにちは。時短ワーママのらっこです。

この春でワーママ歴7年目になりました。

1人目の育休復帰後に一度転職をして、今は零細ベンチャーで時短で働いています。

最近は転職も珍しいことではなくなってきましたが、職場が変わるというのは大きな変化ですよね。

私は2回転職しています。その経験から言うと、新しい職場で一番大変なのは周りからの信頼を得ることだと感じています。

フルタイム勤務でも大変なので、時短勤務ならさらにハードモードです。

実際に私が今の会社に入ったときにも時短であるがゆえに居心地の悪い思いをしたし、最初は信頼も発言権もなかったです。

前の会社でどんなに頑張ってきてもどんなに信頼されていても、新しい会社での実績はゼロなので仕方ありません。

そんな信頼ゼロのところから自分なりに工夫した結果、1年で管理職に昇格して年収も20%アップさせることができました。

1年半後には自分の一声で社員をひとり採用できるくらいには会社での発言権を得られるようになり、3年経った今は社内で唯一フル在宅勤務を認めてもらえるようになりました。

時短のままでも年収アップさせることができ、少しずつ自分の理想としている裁量のある働き方ができるようになってきています。

これらはすべて会社からの信頼を得ることができたからです。

そんなわけで今日は、私が会社から信頼してもらえるようになるまでに心がけてやっていたこと3つをまとめてみました。

この経験談が、新しい会社や新しい部署での仕事の仕方に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

最初に結論を書くと、私が信頼を得るために心がけたのはこの3つです。

心がけたこと1:周囲の期待を超えるスピードとクオリティで仕事をする

心がけたこと2:会社の仕事のために学ぶ

心がけたこと3:自分のポリシーを大切にして仕事する

それぞれについて詳しく書いていきます。

心がけたこと1:周囲の期待を超えるスピードと質で仕事をする

会社から信頼されるかどうかは、入社したての頃、最初の入り方が肝心です。

2回転職してみての体感では、「この人は期待通りなのか、期待以下なのか、期待以上なのか」をシビアに見極められるのは最初の半年だと感じています。

経験上、そこで期待を大きく上回る仕事をできると、ぐっと信頼してもらえます。

なので最初は仕事を覚えるだけで大変ですが、多少無理してでも結果を出すほうがいいです。

ちなみに今の会社では、入社してすぐに会社が当時一番課題だと思っていたのに誰も対処できていなかったことをやり遂げました。

具体的にどんな仕事をしたかはこちらの記事に書いてありますので、ここでは割愛します。

そのために持ち帰って睡眠時間を削ってサービス残業もしたりして正直辛かったです。

でも最初の大きな仕事を周りの人の想像を大きく上回るスピードで終わらせたことで一気に信頼を得られた実感がありました。

入社して1ヶ月もすると、だんだんと会社に雰囲気がわかってくるし周りの人の仕事のスピード感やレベル感がわかってきます。

仕事に慣れてきたら、周りの人の期待を上回るスピード感とクオリティで仕事を終えるようにしていく。その積み重ねを毎日毎日やっていく。

信頼を得るために必要なのは、それだけです。

仕事の実績が積み重なるのと並行して信頼も少しずつ蓄積されていき、1年もすれば「この人はいつも期待以上の仕事をしてくれる」と思ってもらえるようになります。

なお、私が仕事のスピードで周りの期待を超えるために心がけているのは、仕事相手の優先順位付けです。

仕事の重要度や急ぎ度での優先順位付けは誰もがしていると思いますが、それプラス相手を見ながら仕事します。

具体的には、いつも仕事の納期にシビアな人には爆速で対応するし、仕事をゆっくりペースでやる人にはゆっくりめに対応する、ということです。

ベンチャーでは毎日仕事が溢れているし、一日の仕事時間は決まっているので、すべての仕事に急ぎで対応するのは難しいです。

でも相手の仕事のスピード感に合わせて仕事をすれば、どの相手に対しても「この人は仕事が早いな」と思ってもらえます。

八方美人上等です。時短のハンデがある以上は、工夫もしていかないといけません。

それと、仕事の質について周りの期待を超えるために心がけているのは「報連相」です。

報告、連絡、相談。新卒のときから言われているやつ。

特に上司への報連相は超大事だと実感しています。

上司には色々なタイプの人がいます。

責任を取ってくれる人、取ってくれない人。話をしても忘れてしまう人、しっかり覚えてくれている人。細かく報告が欲しい人、細かい報告は要らないからとにかくガンガン進めてほしい人。などなど。

仕事をちゃんとやっていても、報連相のタイミングやレベル感が相手の期待とずれていると信頼してもらえません。

「こいつ報告しすぎでウザい」と思われることもあれば、「この人ちゃんとやってるのかな?」と不安に思われることも。

そんなもったいないことは絶対に避けるべきです。

だから大切なのは相手の性格を見極めること。

「この人は仕事の完成形に厳しいから、仕事を実際に進める前にイメージのすり合わせをしておこう」

「この人は言っても忘れちゃうし責任も取らないからから報告しても時間の無駄だわ。勝手にすすめちゃおう」と、調整しながら報連相していくことを大切にしています。

極力どの人にも「この人は適切なタイミングで適切に報告してくれるし、仕事のスピードも質もいい。怠けないし、信頼できるな」と思われること。

これを目標して毎日仕事をしていていると、周りからの信頼貯金が増えていきます。

心がけたこと2:会社の仕事のために学ぶ

小さな会社の特徴は、社員ひとりのやる仕事の範囲が広いことです。

うちの会社も例外ではありません。私も外回りの営業と経理以外のことはほぼ全てやる勢いで仕事をしています。

やったことがない仕事をやることも多々ありますが、その都度調べながらやっています。

私自身はもともと新しいことを学ぶことは苦ではないので、初めてやる仕事は好きです。

プライベートな時間を使って新しく担当になった仕事のために本を買って読んだり、新しいことを学んだりというのも積極的にやる方です。

あるとき、会社の先輩との雑談のなかで「最近こういう(仕事関係の)本を読んだら面白かったんです~」って話をしたら、その人がそれを上司に話してくれていたということがあって。

「上司が「らっこさんは勉強熱心なんだね」と褒めていたよ」と言ってもらえる機会がありました。

私はそんなつもりで話したわけではなかったけど、「これは使えるぞ」と思いました。笑

時短だから残業はできないけど、仕事時間以外にも積極的に学んでいる姿勢は好感を持たれるし、信頼につながっていくんだなと学びました。

その出来事があってからは、新しく読んでいる本の話や今後やってみたいと思っている仕事の話を自分から口に出すようにしています。嫌らしくないレベルで。笑

私自身、大企業・中小企業・零細企業とさまざま規模の会社で仕事をしてきていますが、大企業と中小以下の仕事で大きく違うなと思うのは、規模が小さいとやりたいことをやれるようになりやすいところです。

体感的に、大企業でやりたいことをやるのは結構な労力が要りますが、中小だとわりとやりたいと言ったらやれることが多いです。(手持ちの仕事は減らず、やりたいと言ったらそのぶんの仕事が増えるので言い出すのに勇気は要りますが…)

でも自分がどんなことに興味を持っているかは、面談の場でなくても小出しにアピールしておいて損はないです。

一度「会社の仕事のために学ぶことをいとわない人」と認識してもらえると、偉い人が新しい仕事を誰に振ろうかなと思ったときに、自分が候補に入りやすくなります。

そこで新しい仕事を振られたら、また期待を超えるように仕事をしていく。その繰り返しで信頼が蓄積されていきます。新しい仕事をすると自分自身も成長していくから一石二鳥です。

信頼貯金が貯まれば「そういえばあの人はこんな仕事がしたいって言ってたな。頑張っているし、やらせてやるか」と思ってもらいやすくなります。

入社して1年半ほど経った頃に会社が新規事業を立ち上げることになったのですが、担当になったのはフルタイムの先輩社員ではなく、時短勤務の私でした。

私を担当にしようと思った理由を聞いてみたら、「やったことがないことも自分で調べながら前向きに仕事ができるから」でした。

この経験からわかることは、会社の仕事のために積極的に学んでいく姿勢には時短というハンデを消してくれるくらいのパワフルな効果があるということです。

このブログをここまで読んでくださった人は、仕事への意欲が高い人です。

仕事を適当にやっている人は会社から信頼を得ようなんて考えません。

でも世の中の会社で働いている人のほとんどは、仕事への意欲はそんなに高くないです。できれば新しいことを学びたくない人や、変わることを嫌う人がほとんどです。

3社経験した体感では、仕事のために積極的に学ぶ人は20人に1人もいないです。たいていの人は会社の愚痴を言いながら現状維持で日々をやり過ごしているだけです。

そういう人が多いなかで、新しいことを学ぶことをいとわない人は重宝されるし信頼されます。

なので仕事のために学ぶ姿勢はがんがん見せていくのがよいと断言します。

心がけたこと3:自分のポリシーを大切にして仕事する

これは変化球かもしれませんが、結果的に信頼につながったので書いておきます。

入社して1年半ほど経った頃、会社から違法なやり方で仕事をしてくれと頼まれたことがありました。

で、私は断りました。

「それは違法です。ポリシーに反するのでやりません。そのやり方でやりたいなら他の人を探してください」と言いました。

もちろんクビになる覚悟で言ってます。再就職のアテもありません。それでも私はその仕事はやりたくなかったので断りました。

ちなみに私のポリシーは「お客様に対して誠実か」「人として誇れる仕事をしているか」です。

その後どうなったかと言うと、会社はその違法な仕事のやり方は諦めました。

で、私に別の合法なやり方でやってくれと指示がきたので、対応しました。

この出来事に関しては「断るのかよ、こいつ使いづらいな」と思われたはずですが、人としての信頼感はアップしたようです。

「この人は違法なことやポリシーに反することはしない人だ」と伝わったからです。

この社員はお客様に嘘をつくようなことはしないし、会社の在庫を盗んだりもしないし、目の届かないところで仕事をしているときも怠けないだろう、そんな信頼のベースになったように思います。

そういう信頼が積み重なると裁量を持ちやすくなります。

断るのには勇気が要ったし、場合によっては本当にクビになっていたかもしれないけど、クビになっていたとしても後悔はしていなかったと思います。

他にもポリシーに反するからと断ったことはあります。

例えば、傷のついている商品をこっそり売れと指示されたとき。

このときも「不良品だと気づいているのに、そのまま売ることはできません」と言って、傷のついていない商品を売りました。

ポリシーの主張はタイミングや使い方を間違えると仕事を失う可能性もあるので積極的におすすめはできません。特に入社したてのときは慎重にした方がいいです。

でもこの経験から言えることは、譲れない軸を持った働き方をしていることは、うまく伝えれば信頼につながるということです。

以上、新しい会社で信頼を得て、会社の中での発言権を得ていくまでに私がやったこと3つをまとめてみました。

新しい会社や新しい部署での仕事の仕方に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

信頼は一朝一夕では得られないものですが、地道にやっていれば積み重ねていけるものです。

私の経験談はひとつの例ですが、どの会社でも通用するはずです。

私自身、別の会社に行くことがあればまたこの3つを心がけてやると思います。

とはいえ、私自身ずっとモチベーション高く仕事できていたわけでもありません。悩んだ時期もありました。

モチベーションを保つために色々な本も読みました。

入社当時によく読んでいたのはこのあたりの本。

『成長マインドセット 心のブレーキの外し方』 著:吉田行宏  クロスメディアパブリッシング

『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』 著:森岡毅 角川文庫

『変わり続ける – 人生のリポジショニング戦略』 著:出井伸之 ダイヤモンド社

いろいろな本を読みながら、大事にしたいなと思った言葉を名言ノートにまとめて毎日読み返して、自分を奮い立たせていました。

どの本も学びが多かったので、興味があれば読んでみてください。

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