こんにちは。読書好きワーママのらっこです。
年間100冊くらいの本を読んでいます。ノウハウ本から小説まで、そのときビビッと来た本を読むスタイルです。
少し前にストレスが溜まってイライラが止まらなかったときに衝動的に買った本が想像以上によかったので、ご紹介です。
こちらの本です。
『ストレスゼロの生き方』Testosterone 著 きずな出版
Twitterをやっている方なら、ご存知な方の方が多いかもしれません。
匿名アカウントながら100万人フォロワーを超えるTestosteroneさん。
本業が何をやっているのかはわからないけど、とにかく筋トレLOVEで、ツイートのバズり率が半端じゃない人っていう印象の人です。
私はTwitterを始めてから早々にフォローさせてもらっていたんですが、まったくブレないそのツイートに感心しつつ、半ばファンと化している感じです。
正直、一番驚いたのは、読み終わった後に気づいた事実、「年下じゃん!!!」ということですね。
この本を読むまでは年齢不詳だったので、45~50歳くらいかと思ってました。それくらいの精神年齢を感じるツイートなんですよ。
逆にまだ30とかそこらの年齢でこの言葉を繰り出せる人って、一体これまでどんな経験をしてきたんだろう・・と思ってしまうレベル。謎が深まります・・・
前置きはそのくらいにして。
読み終わった後に印象に残ったポイントは、「前しか向いてない内容が多かったのに、気持ちが落ちているときにも読めるな」っていう点です。
基本的に、前向きな本って、気分が上向いているときには読めるけど、気分が落ちているときには読めないことが多いんです。(自分調べ) 落ちているときには、「いや、今そんな前向きに考えられないわー」って思ってしまう。
一方で、しんどいと感じている人用の本だと、私には病気チックすぎるのです。「いや、そこまで病んでるわけじゃないんですよ、ちょっと落ちてるだけなんで・・・」っていう感じなんです。
でも、この本は暑苦しいのに、なぜか落ちているときにも読める本だなと思いました。気持ちが上向いているときにも、落ちているときにも読める本。
なんでそう思ったかというと、押しつけがましくないから。だと思う。
この本の中には、「時間がない」は「やる気と覚悟がない」の言い換えだ、とか、けっこう厳しいことも書いていたりするんです。だけど、そう書いておきながらも「時間がない」って言ってしまう人の存在を許しているような優しさを感じる文章なんです。
「俺はこのやり方がいいと思ってる。でもそれが辛かったら、正解はひとつじゃないから、自分に合った方法を探してくれ」っていう感じのスタンスが、ほどよく優しくて、救われるというか。
この辺の感覚は言葉で伝えるのが難しいので、ぜひ一度読んでみてほしいです。
今年のバイブルにしたいなと思ったので、心に残ったポイントをメモって、毎日持ち歩いています。
気持ちが落ちたときに眺めて、自分を奮い立たせています。笑
せっかくなので、何度も読み返したい言葉ベスト3を勝手にランキングにして紹介します。
第3位 「悪口陰口嫌がらせは気にしないと、決める」
この言葉は、いちばん最初にビビッと来た言葉です。
そのときのツイートがこちら↓
『ストレスゼロの生き方』Testosterone @badassceo
ストレス溜まりまくってた週末にKindleで買って即読了。
一番なるほどと思ったのは「悪口陰口嫌がらせを釣り針だと思う」方法💡
反応しないのが難しかったけど「これは釣り針だな、食いつかないぞ」と思ってやり過ごせるようになった😂#読了 pic.twitter.com/f2y6GbU7NS
— らっこ@学び好きワーママ (@rakko_mom) March 5, 2020
私、周りの人の不機嫌なオーラにわりと過敏に反応してしまうタイプで。
電車にいる不機嫌な人とかのイライラした感じに影響を受けてしまったりするんです。「なんでこの人こんなにイライラしてるんだろう。周りの人の迷惑とか考えないのかな?」みたいな感じで、私までイライラしてきてしまったり。
でもこの本の中にあった「悪口陰口嫌がらせは釣り針だと思う」こと。っていう言葉を知ってから、だいぶ楽になったんですよ。
ここでは自分が魚になったことを想定していて、自分が釣り針に自ら食いつかなければ、相手は自分を傷つけることができないということ。食いつきさえしなければ、釣り針なんて恐れることはないんだっていうこと。
悪口や陰口、嫌がらせ、不快にさせられる類の出来事って、気にしないのが一番だってわかっているけど、でも気にしてしまうジャンルのことじゃないですか?
どうしたら気にしないでいられるかっていうのが、すごく難しかったんですよ。
でも具体的に「釣り針」というワードを知れたことで、「あ、いま釣り針がきたな、でも食いついたら自分が傷ついちゃうから、食いつかないぞ」って思えるようになって、すごく気持ちの切り替えがしやすくなりました。
気持ちの切り替えがテキパキできるタイプの人ならこんなことには悩まないかもしれないけど、私と同じように、不快な感情に長く引きずられてしまうタイプの人は、ぜひ「釣り針思考法」を試してみてほしいです。
続いて第二位です。
第2位 「高い意識を、貫く」
以下引用です。
がんばっている人を笑っている人間は、そのうち意識を高く持たずがんばらなかったツケが回ってきて笑えなくなるからほうっておけ。(中略)
意識なんて高いほうがいいに決まっている。思考が現実になるのだ。
いまの自分よりも高いところに意識を持っていかないと成長は望めない。意識を高く持つことは恥ずべきことじゃない。むしろ、意識を高く持つことをバカにしている人間のほうがよほど恥ずかしい存在だ。(中略)
意識を高く持て。それに伴う行動をせよ。
なんでこの言葉が響いたかというと、少し前に友人ママさんに言われたひとことがずっと心に刺さっていたからなんです。
その言葉はこんな感じの内容でした。
「なんでそんなにがんばってるの?家事も育児も仕事もがんばるなんて、望みすぎだよ。自分で自分を追い詰めているように見えるよ。そんながんばらなくても、人生なんて、なんとかなるよ」
ワンオペながら仕事もがんばろうとしている私を見て、心配してかけてくれたであろう言葉だったのですが、すごく心に刺さっていて、喉に刺さった小骨みたいな感じでずっと気にかかっていたのです。
「私って、そんなに辛そうに見える?」とか「努力することって、そんなカッコ悪いこと?」みたいな感じで、モヤモヤと気になっていました。将来を悲観的に考えすぎなのかな?とか。
私はこれから先の社会はどんどん実力社会になっていくと思っていて、たいした仕事もしていない人はこれから淘汰されていくだろうと思っています。
そういう世の中になっても、自分がやりたい仕事を、やりたい時間(時短でずっと働きたいと思ってます)でやり続けていくためには、相当な努力が必要だと思っていて。
だからこそ転職してみたり、新しいジャンルの仕事に挑戦してみたり、たくさん本を読んだり、しているわけなんです。
そんな姿勢を笑われたというか(相手にはそんなつもりたぶんないんだけど)「自分を追い詰めすぎだよ」って言われたことを実は気にしていたんです。
でもこの本で「がんばっている人間を笑っている人間は、そのうち意識を高く持たずがんばらなかったツケが回ってきて笑えなくなるからほうっておけ」って言ってもらったときに、大げさでなく、救われたんです。
そうだよね、これでいいんだよね、って思えたんです。
三十代半ばにもなって、自分が進む道はこれでいいって思うために、まだ本の言葉の力が必要なこと自体が情けないといえば情けないんですけど。。でも喉に刺さっていた小骨が取れた気がしました。
このブログのこの記事をここまで見てくださった方なら、似た感覚をお持ちなんじゃないかなと思います。
がんばることはカッコ悪くないです。意識を高く持って、がんばりましょう。
最後に、何度も読み返したい言葉、第一位。
第1位 「絶不調を、受け入れる」
以下引用です。
調子のいいときはだれだってがんばれる。絶不調のときにどう対応するかで人間の真価は決まるんだ。
絶不調のときでもあきらめず、前を見続けられる人間はどんな分野においても必ず成功する。
私は調子のいいときと悪いときの差が激しいタイプでして。
365日のうち、340日くらいは前向きなんですけど、25日くらいは「もうだめだ、逃げたい」って感じになります。
(子どもが2歳くらいでワンオペワーママをしていたときには、150日くらいが前向きで、残り215日くらいは「もうだめだ、逃げたい」だったから、子どもが育つだけでこんなにメンタルの状況って変わるんだ、っていう感慨もある)
だいたい2~3ヶ月に1回くらい、ドーンと凹む日が来るんですよね。主に生理日付近で。
凹んでしまうともう何をしてもダメで、1週間くらいずっと落ち込んでいるんですけど、この落ち込みをなんとかマシにできないだろうかってずっと思っていたのです。
そんなときこの言葉を読み返すと、じわじわと力が湧いてくる感じがして、前向きになれるんです。
「そうだよなあ、絶不調のときにどうするかで人間の真価が決まるんだよなあ」って思うと、なんかこう、絶不調だけど、ちょっともがいてみようかなっていう気分になってくる。
もちろん気持ちの波ってやっぱりあるから、凹むときは凹むんだけど、回復するまでに1週間もかからなくなってきた。2日くらいでもとの前向きな自分に戻れるようになってきました。
感謝してます。
以上、独断と偏見によるランキングでした。
他にも20個くらい、自分の名言ノートにメモった言葉はあるんですけど、長くなりすぎるので割愛します。
この本に入っている全部で100の言葉のうち、自分の心に刺さるのはどんな言葉か、見つけてみるのも楽しいかもしれません。
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