フリーランス半年やってのリアルな感想まとめ。

フリーランス
記事の中にPRを含む場合がありますが、らっこが自分で買ったもの、良いと思ったものを紹介しています。

こんにちは。フリーランスのらっこです。

会社を辞めてあっという間に半年が経ちました。

ここらで一度フリーランスになっての感想をまとめてみたいと思います。

1万字超でスーパー長くなってしまったけど、過去の私が知りたかったことを全部書きました。

よかったらGWのすきま時間にでもご覧いただけたらうれしいです。

このブログでもTwitterでも繰り返し書いていますが、私には実績もなく、スキルもなく、コネも人脈もありません

ですが、一応これまでの半年はフリーランスとして働いてくることができました。

この記事では、私がフリーランスという働き方に興味を持ち始めたときに知りたかった「今どんな仕事をして生計を立ててるの?」「ぶっちゃけ収入どうなった?」とか「リアルな一日の過ごし方」をグラフや表で比較してみたいなと思います!

ただ、いま現在は、来月以降の仕事を整理することにしたので、この感じでいくのは今月までです。

そうなった背景も後半で書いてみるので、よろしければご覧ください。フリーランスならでは(?)の理由なので「なるほどー」ってなると思われます。切ないぜ。

以下が目次です。ご興味あるところからどうぞ~

今どんな仕事してるの?

ここまでの半年は、

週3~4日:バックオフィスがメインの固定のお仕事

週1~2日:フリーランスチームでのWebマーケティング系のお仕事

という感じでやってきました。

バックオフィスとしてやってきたこと

バックオフィスのお仕事は「週3日程度、1日6.5時間を稼働として〇〇円」という感じでの契約です。

「バックオフィスって幅広すぎる!実態はなんやねん!」と思われる方もいるかもと思うので、ざっくりまとめるとこんな感じ↓です。

経営方針決定のための各種リサーチ

資金繰り計画の策定および経営者への定期的な報告

バックオフィス整備、経理業務(請求書の発行から仕訳入力から会計事務所とのやりとりまで)

新規プロジェクト進行のファシリテーション、実務フォロー

契約書の雛形作成(司法書士と連携)

告知用LPの作成(Wix)

プレスリリース作成(PR timesでの発信)

Web マーケティング戦略の提案

ぶわーっと書いてしまってますが、、私はこういう箇条書きだと、いまいちピンとこないタイプで。

フリーランスに興味があった時代には「もっと詳しく知りたい!」と思っていたので、ちょっと長くなりますが、具体例も書いていきます。(興味ない人は飛ばしてくださいね)

やってきたことの具体例

たとえば「経営方針決定のための各種リサーチってなんやねん?」って感じかと思うんですが、ホントに言葉の通りです。

例を挙げると、

会社のメインバンクってどういうふうに決めたらいいんだろうね?

って話が出てきたら、メガバンクと地銀、ネットバンクのメリットデメリットを比較してみて報告したり。

「今は創業したばかりで免税事業者だけど、課税事業者になったほうがいいの?インボイス登録した方がいいの?」

って話になったら、税理士さんと話してメリットデメリットを整理して、こうしていった方が良いと思います、と提案したり。

はじめて従業員を雇ったんだけど、健康診断ってどうしたらいいの?

って話が出たら、健康保険がカバーしている健康診断の範囲を調べつつ、法律的に会社が負担しないといけないことを調べて報告したり。

給与改定をしたんだけど、どこに対して、いつまでに、どんな手続きが必要なの?」とかね。

なんか、こういう感じのことです。伝わるかな。

こういうの、大きな会社であればもうマニュアルがあるだろうけど、作ったばかりの会社にはまだないから、いちいち調べる必要があるんだよね。

メガバンクや課税事業者うんぬんのあたりは経理や資金調達に詳しい人はパッとわかると思うけど、健康診断のことは詳しくなかったり、

逆に総務の人は健康診断や給与改定したときの対応はわかると思うけど、課税事業者がどう、みたいなことは詳しくないのではなかったり、すると思うんですね。

専門分野の人を雇える資金的な余裕がないフェーズの会社には、私のような

別に特定の分野に詳しくはないけど、とりあえず調べて概要を理解して、必要に応じて専門家に質問して、会社がやるべきことを提案としてまとめて、経営者に報告できる

みたいな人がいると、まあまあ便利なんだろうなあ、と思います。

このジャンルは税理士だけど、このジャンルは社労士とか、専門家にもカバー範囲の差があるんだよね。抜け漏れないように進めるために、そのあたりの見極めもドキドキした。

そんなわけで、この半年、ひとりバックオフィスとして色々やってみたけど、自分の中では学びが多かったです。

この半年で学んだことのあれこれ

はじめての経理担当

これまでの人生で一度も経理をやったことがないのに、行きがかり上経理をやっていたわけで。最初はちんぷんかんぷんで泣きそうだったけど、4か月ほどやって、だいたい全貌がわかった!と感じられた瞬間は嬉しかったなあ。

最後のほうは税理士さんにも「綺麗な仕訳です」って褒めてもらえて嬉しかったです(でも綺麗な仕訳がなんなのかは、よくわかってない)

私自身は簿記3級も持っていないのですが、やってみればなんとかなるんだなと感じました。税理士さんありがとう!

広く浅くではあったけど、会社の内側の仕事をぼんやりとながら理解できて、14年も会社員やっていたのにわかっていなかったことばかりだったなあ、って感じました。

資金繰りの計算にドキドキ

実際に資金繰りの計算をするなかで見えてきたこともあります。

「大口の取引先からの入金が1か月ずれちゃうことが判明したけど、キャッシュフローは大丈夫?」ってなったときに、あと何か月もつのかを計算しないといけない。こんなふうに会社がいつまでもつのかをちゃんと見た経験は初めてだった。

その過程で残高、入金、出金の流れを見る経験をして初めてちゃんと損益計算書から見えること、キャッシュフロー表で見えることの差を「肌感」で感じたり。

経営者や、その道の人にとっては当たり前のことなんだろうけど、いちフリーランスとして資金繰りの世界を垣間見ることができたのは貴重な経験になったと思います。

本で読んで「知ってる」だけじゃなくて、「リアルに感じる」の差って、やっぱり大きいなって思った。経験が大事だよね。

「ものを売る」と「サービスを売る」の違いを知る

これまで私はメーカーや商社で「ものを売る」仕事に関わることばかりをしてきたのですが・・

この固定で入った会社は、ものではなく「サービスを売る」会社だったので、最初は世界観の違いに驚きました。

ものを売る会社と、情報やサービスを売る会社って、価値の置き方が全然違うなあと感じたんです。

ものを売る会社ってそのものを売ることがゴールになるけど、情報やサービスのように形のないものを売る会社って、ゴールの種類が色々あるんだなあ、と感じたというか。

人と人をつなげることや、情報を与えることが価値になる」世界観を知って、私にとってはすごく新鮮でした。

その世界に半年どっぷり触れていた中で、自分自身にも変化がありました。

「フリーランスとして人とつながりたい」とか「情報と情報を交換したい」とか。自分の持っている見えないものを価値に変えようとするマインド、というのかな。

そういうマインドを得て、過去14年では思いつかなかったようなことを思いつくようにもなりました。これは大きな収穫だったなと思ってます。

フリーランスチームでのWebマーケティング系のお仕事でやってきたこと

Webマーケのお仕事はチームでやっていて、稼働時間の総量は週1~2回ほど。

基本的に「稼働ベース」で収入を得ています。稼働ベースというのは「1時間でいくら」で、働いた時間分の報酬をいただくという感じ。

固定の仕事は極論をいうと「1日いれば収入が入ってくる」感じもあったのですが、稼働ベースのお仕事はそういうわけにはいかず。固定で入るよりも、より緊張感があります。

複数のチームに所属しているのですが、同じチームの皆さんが「フリーランスの大先輩!」なので、その仕事ぶりやお客様との関わり方を見ながら学ばせてもらっている日々です。

Twitterでつながってくださってる人も数人いて、私が落ちていたり忙しくなっていそうなのを見て言葉をかけてくださる人がいたり、同年代で励まし合える人もいたりして。

フリーランスのチームに所属できていること自体が心強いし、一人でフリーランスをやるよりもずっと孤独感を感じずに済んでいるなあ、と思っていて。本当に感謝しかないです。

フリーランスチームでこの半年でやったことは、

・クライアントのWebサイトのリサーチ

・コンテンツ企画の提案

・ペルソナ設定と課題の抽出

・サービス企画内容の提案

などなど。

「リサーチ」って一言で書くとわかりにくいんだよなあといつも思うので、具体例を出してみますね。

どんなリサーチをやっているのか

例えば、自社の今後のWeb発信をどうやっていこうか、と悩んでいるクライアントがいたとして。

私ができるリサーチは、一言で言うと

市場環境を分析して、自社の強み弱みを分析して、ペルソナをこう設定して、こう訴求していったらいいんじゃないでしょうか

を提案すること。

その市場は伸びているのか、その市場に対して国はどんな動きをしているか、社会トレンド的にどうか、最近のテクノロジー事情はどうか、ライフスタイルの変化があったか、などを網羅的に調べて、

「この市場は今後こうなっていきそうだよね、だからこういう方向に力を入れていった方がいいよね」という方向性を提案します。

↑これを専門用語ではPEST分析といいます。リサーチして状況を複数の方向から俯瞰的にとらえ、その結果をわかりやすく伝えるのは比較的、得意だと思っています。

数年前にWebマーケ講座を受講していたときも、先生から「素晴らしいです!言うことありません」と言ってもらえました。こういうのが得意なのだと思います。

その他としては、

そのサービスがターゲットとしたほうがよさそうなペルソナを設定したり、

競合他社の動向を調べて、相対的な自社の強みを見つけ出したり、

今後の市場と照らし合わせて、やった方がいいこと、差別化できるポイントをまとめて提案する。

っていう、まあ、たぶん、Webマーケターと呼ばれる人が普通にやっているであろうことをただ書いているだけで恐縮なのですが。いちおう言語化しておきたかったので、許してください。

なんで言語化しておきたいかっていうと、Webマーケって職種が幅広いからなんです。

リサーチをする人も、戦略を考える人も、SNS運用をする人も、ある意味みんなWebマーケターだし。

私は運用部分よりもその前のリサーチや方向性を考える部分の仕事のほうが得意で、興味も強いので、今後携わる仕事もできれば戦略を考えるところからやりたいなあ、と思っています。という意志も込めて書いてみました。

その他の私の経歴は、らっこのWeb履歴書のページにまとめてみました。

毎日の過ごし方ってどんな感じ?

フリーランスになってからの半年は、わりと暇で週1くらい自由時間を過ごせる時期もあれば、忙しすぎてバランスが崩れるときもありました。

そのときどきで自分とすごく向き合ってみて、「心身のバランスがいい状態」がわかってきたと感じています。

まず、私にとってバランスが取れている稼働はこんな感じです。

紫色が「バックオフィスの仕事」、青と薄紫が「Webマーケの仕事」、ピンク色が「自分時間」です。

週5のうち、半日くらい自由に外出できると、すごくいい感じ。それが難しくても、一日の中に少しでも自由時間があることが大事だなって心から思ってます。

ミーティング前には頭の中を切り替えてしっかり準備をしておきたいし、ミーティング後には内容を反芻して思考を整理したり、調べものもしたい。

私にとっては、そういう準備や整理ができる余白を持っておくことがものすごく大切で。ミーティング終わって1分後にまた次のミーティング!ってなってしまうと、自分の良さが出せなくなってしまう気がしているんです。

忙しくなってくると日中がミーティングだけで埋まってしまったりします。

私の場合は、日中がミーディングばかりになると、頭が「沸騰状態」になってしまって。集中しないといけない系の仕事にうまく集中することできなくなってきてしまう傾向があります。

日中に集中仕事ができないと、子どもがまだ小さい私は、バランスを取るのがすごく苦しくなってきます。

このカレンダーでは稼働を9時から17時半までしか書いていないんだけど、早く起きて朝5、6時から稼働したり、子どもを寝かしつけてから仕事を再開して、夜22時頃から0~1時にまでやっていることもありました。

平日の夜や土日の稼働は、短期的にはいけるんだけど、長期的には辛くなってくるので、長期案件を持つときには「平日夜や土日の稼働ありきにしないこと」が大事だと感じています。

繰り返しになってしまうけど、複数のクライアントとお仕事をしているからこそ、自分の頭を整理したり、ミーティングでしっかり価値を出せるよう準備できる時間を確保しておくことを、これからも大切にしたいなと思っています。

フリーランスになって大変だったこと

フリーランスの大変さは色々ある。

でも、私の場合は、このツイートに尽きると思っています。。

会社員時代と比べて消費するエネルギーが全然違う問題

会社員時代と脳みその使い方が違うんです。これはフリーランスあるあるだと思う。

フリーランスになってからずっと体調を崩しやすくて。その理由がなかなかわからなかったんです。

最初のほうはまだ授乳していたので、まとめて寝れていないからかな?って思っていたんですが、違った!!

卒乳してからもずーーっと、ものもらいができやすかったり、なぜかお腹がずっと痛かったり(大腸カメラ検査までやった。。でも異常なし。。)したんです。たぶん精神的なものだったと思われます。プレッシャーとか、緊張といった類の。

規模も状況も市場も異なる複数の会社と、異なるチームメンバーで仕事する」という状況が疲れるんですね。こんなにも疲労感が違うとは想像していなかったです。。。

ベンチャー相手と、超大企業相手でも常識が違う。

ベンチャーだと朝の4時とかにもガンガン連絡が来るけど、超大企業は流れている時間も違うし、意志決定にかかる時間も全然違う。そもそも専任でできる人数も違うし。

「この業界のこの仕事のことを週5日ずっと考えている相手」に対して、「週2~3時間しかその仕事のことを考えない自分」がどんな価値を出せるのか?って、やっぱりプレッシャーにもなるのよね。仕方ないんだけど。

でもフリーランス6か月目に入った頃に、ふと体調不良が消えました。なにかを越えたというか、なにかに慣れたのだと思います。よくわからないけど。よかったなあと、前向きにとらえています。笑

自分がどういうときに疲れやすいかを知っておくの大事

あとね、私は特に「はじめましての人」との関わりで、相当なエネルギーを消耗する傾向にあります。

もともとの特性から相手のことや一緒に働くメンバーのことを立体的に察知しようとしすぎるんだと思うんですが、ミーティングが終わると本当にぐったりしてしまう。

新しく何かを学ぶ必要があるときにも、結構な頻度でものもらいができる。

自分の心がウェルカムな状態でも、身体には負担がかかっているということなんだろうなと思います。

なので、今後も新しい仕事を始める際には「今は体調を崩しやすいぞ~」という前提で、予定などを詰め込みすぎずに注意していこうと思います!

はい、どんどん行きましょう。では次!お金の話です!

ぶっちゃけ収入どうなの?

はい!収入の話です!気になりますよね??(私はめっちゃ気になってました)

会社員時代の額面と比較してみた表がこちらです。

青がフリーランス、グレーが会社員時代の額面。(4月はまだ仮締めなので、若干変動するかも)

リアルな数字については、私はフリーランスに興味を持ったときに知りたかったし、私自身は別に公開してもいいと思ってるんですが。リアルな数字を入れることで、結果的にこの記事が届く人を狭めてしまうのは嫌なので、現段階では数字は載せないことにしました。

ちなみに、この表には入れていないけど、会社が負担してくれていた社会保険料の部分も加えたとしても、ほぼ超えています。6か月中、5ヶ月で上回ったはず。ざっくりだけど。

まあ、身も蓋もないんだけど、フリーランスに未来の保障はないので、この金額をどう考えるかは、本当に人によると思います。

ちなみに、フリーランスになって4か月ほどした頃に「売上金額が短期的に会社員時代を超えていたとしても、あまり意味はないんだろうなあ」という感覚を持ちました。

で、フリーランスになって5ヶ月ほどした頃に「今の時給で目いっぱい稼働して得られる収入の上限」みたいなものが見えてきて、目いっぱい稼働だけをしていくだけではダメなんだろうな、という感覚を持ちました。

今のままやっていても永遠に時間稼働から抜け出せない感覚があり、どうすればいいんだろうって思っています。これは現在進行形の課題でもある。(またなにかに気づいたら書きます)

金銭面でのいちばんの大きな収穫は、(私が大企業を辞めて以降の)会社員時代には久しく見ていなかった額面を見れたことかなと思ってます。

すごく頑張れば、こんな私でも、ちゃんと稼げるのかも」っていう感覚を得ることができました。

もちろん案件は安定的にあるわけじゃない。稼ごうと思ったら「バランスを保った働き方」もたぶんできない。

でも、稼ぎたい!って思ったときにぐいーんとアクセルを踏めば、そのぶん稼ぐことはできる。

そう実感できたことは、時短正社員で働き続けることに限界を感じていた私にとってすごく大きかったと思う。

Twitterでさんざん書いてきたからもう書かないけど、会社員時代は、時短で6時間しか働けない私よりも「20時間働きます!!」って言っている若者の方が評価されていたし可愛がられてもいて、その状況にめっちゃ絶望してました。

でももういい!どうにでもなれ!って会社を辞めてみたことで、

別に所属している会社で評価されなかったからといって、自分に価値がないわけでも、社会に自分の居場所がないわけでもない

と心から思えた。この経験はすごく大きかったと思う。

自分が活躍できる場所は、自分で声をあげたり、自分で歩き回ったりして、探すだけ。

ポイントは、その「覚悟」を持つかどうか

「自分が自分らしくいながら働ける方法を探す」っていう行為自体に、ものすっごくパワーがかかるから、覚悟は絶対いる。

私が過去の私に何か言うなら、こんな感じかなあ。

自分と向き合うことや、自分の価値と向き合うことは、すごく苦しい。

正直、苦しみたくなかったら、会社員を辞めないほうがいいかも。でも逆に、覚悟さえ持てれば意外となんとかなるんじゃないかなあ。

まあ、まだ半年なので、なんともいえない!この先すっごい後悔するかもしれない。笑

今の私は、もう少しこのフリーランスとしての道を模索したいので、もがき続けてみたいと思っています。

まあ、会社員で居続けられるような自分だったら、こんなにしんどくなかったのかなあ~って思うことは、たまにあります。笑

でね。いろいろ書いてきましたが、私は半年で今の仕事の仕方に疑問を感じたので、働き方を変えていくことにしました。次に書いていきます。

来月以降の働き方を変えたのなぜ?

Twitterにこれまでリアルタイムの感情をいろいろと書いてきたんですけど、

週3~4日固定で入っていたバックオフィスの仕事を大幅に減らすことにしました。

ちなみに3ヶ月前くらいにもバックオフィスとしての働き方に苦しんでいた時期がありました。

当時のリアルタイムの感情をnoteに書き殴った記事はこちら

改めて振り返ってみて、働き方を変える理由としていちばん大きいのは「バックオフィスの仕事からいったん離れる」と決めたことです。

これまでの経験を総合すると「スタートアップ寄りのバックオフィスの仕事であれば、今後も生きていける可能性はありそう」という肌感覚はあります。

ただ、バックオフィスの仕事というのは、どうしても常時その会社の動きを追っている必要があるんですよね。

「ずっとウォッチしていないといけない」という点が、フリーランスという形態でい続けたい私にとって永遠のジレンマになりそうだな、と感じるようになり、

フリーランスでのスタートアップのバックオフィスというあり方に限界を感じたのでした。。

今すぐ、この資料作って送って!というような急ぎの仕事の対応が必要になったり、会議で決まったことにすぐ対応したり、みたいなね。

その仕事だけやっていたらいいんだけど、他のクライアントの会議があるから、すぐにはできません、すみません!みたいなことが発生するのよね。

だから、今後もしどこかの会社さんにバックオフィスとして関わるなら、そのときは正社員として関わりたいです。中途半端な関わり方は、向いていないです。私は。

で、固定で入っていた会社を離れようと思ったのは、その会社がバックオフィスの正社員を雇うことになったからです。

しばらくは様子見していたんだけど、今後の採用予定とか事業拡大の計画も聞いて、このフェーズでは私はもう要らないなと思いました。

昨日その固定で入っていた会社と話して、改めてバックオフィスの仕事からは離れる方向性で合意しました。

途中、社員になるかどうかみたいな話もあったけど、私はWebマーケとワーママに関われる仕事をメインにすべく新しい道を探していきたかったので、バックオフィスからは離れる方向は変えませんでした。

5月中にバックオフィス業務の引継ぎをして、6月にはフェードアウトしていく方向です。

たぶん、その会社が私が正社員になったりしたらよかったのかもしれないタイミングが、3ヶ月前くらいにあったんですね。

でも私はフリーランスでいたかったから(今もフリーランスでいたいです)「私は週5ではできないから、新しい人を雇った方がいい」って言い続けたんです。

その結果、正社員の人が入ってくることになりまして。ある意味では過去の自分が自分の居場所をなくしたようなものなんですけど。

「フリーランスでバックオフィスは、私には難しい」っていうのも、やってみて初めてわかった。貴重な経験だと思ってます。

スタートアップと関わる以上、正社員が入ってくるなら業務委託の私は出ていかねばならないので、まあ、そういうものなんだろうなと。これはこれでよい経験だったかなって思っています。

その固定の会社とはWebマーケのジャンルのみでスポット的に関わっていくことになりそうですが、どのような感じになるかはまだわかりません。

まだ会社の規模が小さくて、Webマーケ専任扱いで毎月固定的に払うのが難しい事情があります。私がいくらWebマーケをやりたくても、お金の話は仕方ないです。マーケってお金かかるけどすぐ売り上げに変わるものでもないから、優先順位を下げざるを得ないフェーズはあると思う。

まあ、またなにかご縁があれば、なにかしら未来の仕事につながればいいのかな、とは思います。

今後どうやって生きていくの?

で、そんなこんなで、半年かけて自分のなかでバックオフィスの選択肢がなくなるに従い、徐々に「Webマーケの仕事一本でやっていきたい」という思いが強くなってきました。

Webマーケの職種で超絶すごい実績を残したわけではないんです。まだ。ここは今後の課題だなって思ってる。わかってる。

でも、このブログを7年ほど(前のブログも合わせると20年ほど)とTwitterを3年ほどやってきて、「一般人の視点から言語化する」「外からどう見えるかを意識して発信する」っていうスキルは自分なりに鍛えてきたつもりで。

今のお仕事でも結果的にそのスキルが活きている感覚があります。

よくよく考えると、固定の仕事でもWebマーケの仕事でも、素人で第三者だから言えることばかりを言ってるんですよね。以下が例です。

「私は素人なので、とんちんかんなこと言ってたら申し訳ないんですけど、第三者から見るとこの点よりもこの点の方が強みになると思うので、この点をもっとアピールしたほうがいいのではないでしょうか」

「それは事実で実際に御社の強みなんですけど、少し専門的すぎるので、一般の人には伝わらないかもしれないです。少なくとも一般人の私はよくわかってないです。予備知識がない人に伝える前提なら、このワードの方がいいかもしれません」

「こういうのの進め方がよくわかってないんですが、次の会議って、関係者が集まってブレストしたらすぐ決まる感じなのでしょうか?先にそれぞれ宿題を出して、各自が考えたうえで持ち寄るのと、どっちがスムーズそうですか?」

みたいな。

なんか、この半年で数えきれないほど、こういう関わり方を繰り返してきて。

最近は「素人であること、第三者である立場だからこそ提供できる価値ってありそうだよなあ」って思うんです。

部外者の視点から見えることを、ちゃんと言葉にできること」は、もっと鍛えたら強みにできるんじゃないかなあ。その方向性で仕事をしていけたらいいなあ、と今は思っています。

そんな都合のいい仕事なんてあるのかー!?って感じですけど、自分の強みが活きる場所を作っていきたいなあと思っています。

まとめ

というわけで、いろいろ書いてきましたが、フリーランスとしての安定収入(?)は今月までです!

来月からはいくらになるかわからないけど、ガクッと減る予定。

この先、どうするかはまだ決めてない!

フリーランスになってからずっと目の前の仕事にワタワタしてきて、自分のやりたいことと向き合う時間を意識して作らなければと思っていたので、今がその時期なのかもしれないな~と思っています。

6月から1か月くらいはのんびり読書でもして、今後のよいご縁を待ちつつ、今の自分にできることをしっかりとやり、自分からもアクションをしつつ、地道に愚直にもがいていきたいと思います。

また見えてきた世界について書いてみたいと思いますので、よかったら遊びにきてください。

ここまで長文をお読みくださりありがとうございました!

【参考】フリーランスをやめて2年後の記事はこちら↓

やりたいことを仕事にするには?マニュアル 【らっこ編】(随時更新)

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