人生の底を脱して、ようやく自分の望む生き方が見えてきた話⑨

失敗談

こんにちは。時短ワーママのらっこです。

前回からの続きです。
ここまでの話はこんな感じです。

①いい大学を出ていい会社に入れば幸せになれると思ってたけど全然そんなことなかった件

②20代で両親を失ったときの話

③2社目で初めて「仕事って楽しい」と思えた話

④ワンオペワーママ生活がしんどすぎた時代

⑤念願の二人目を流産したときの話

⑦コネを頼って転職できるかなと期待したけどそんな甘くなかった話

⑧ひどい言われようだったけど、なんとか転職先を見つけるまでの話

前回の更新からかなり時間が経ってしまったので、ここまでの流れを簡単におさらいしますと…

念願の2人目を死産したあとの産休中に、会社の業績がヤバいってことが判明して、急いで転職活動を開始。

転職は難航したものの、なんとか零細ベンチャーに転職先を見つけましたっていう話です。

ちなみに…

前の会社が業績悪いと知ったきっかけは、私が産休で休んでいたときの朝礼で、社長が「このままだと会社が来年まで持つかわからない」と発言したことでした。(仲良しの先輩がこっそり教えてくれました)

でもその後、実はその社長の発言はウソ(というか誇張)だったことが判明しました。

どうも「会社の業績がヤバいと言えば、希望退職者が出て勝手に辞めてくれるだろう」っていう目論見での発言だったらしいです。

その後よくよくリサーチしたら、実際に経営状態はよくなかったみたいだけど、すぐ潰れるというほどでもなかったらしく。

社員を減らして経費を縮小したかったらしいんだけど、希望退職を募ると余計なお金がかさむから、まず会社の経営が危ないことを匂わせて自主的に辞めてもらおうと思ったらしいのですね。

その目論見は見事に成功して、会社からは1年足らずで私も含めて何十人もの人が流出しました。

経費は圧縮できたみたいだけど、人材が流出しすぎて足りなくて、今は派遣を雇ってなんとか回しているらしいです。。

けど正直、流出した人は「次に行く先」がある人なんですよね。

そんな人を騙すようなことする会社にまだ残り続けている人って、「辞めるのが惜しいくらいに給料をもらってる人」か「次に行く先がない人」なので、今後、前の会社がどうなっていくか見ものだなと思ってます。

(自分で書いておきながらメチャ性格悪い… )

会社の体質と経営陣はマジでクソだったと今でも思っているけど、そこで働く仲間たちはいい人ばかりで大好きでした。

なにより私にとって2社目にあたる前の会社は初めて仕事を楽しいと思えた会社だったから、あの会社で働けた縁には感謝しています。

さて。

今回からは新しい会社での様子を書いていきます。

新しい会社は本当に人手が足りないため、1日でも早く出社して欲しいとのことでした。

なので私も要望に応えようと、前の会社を退職してから1日も有給消化せずに新しい会社に出社することにしていました。

死産から転職活動~転職まで、心身ともに休む暇もなく活動していたことが後々になって効いてくることになります。

でも、このときの私はそのことに気づいていませんでした。その話はまたおいおい書いていきます。

出社初日。

初日ということもあり、オーナーのTさん、社長のRさん、営業のSさん、アルバイトのAさんが全員集合してくださっていました。

出社してまずは仕事内容の説明を受けました(この日まで具体的な仕事内容を知らされていなかった…)

私の担当は、商品の輸入、在庫管理、アフターサービス(カスタマー対応)、EC運用管理、あたりでした。

ECは想定外だったけど、他はまあ想定通り。

で、いちばん最初の仕事は、

パソコンの設定

でした。

オーナーが昔使っていた古いパソコンが一台ポンと机の上に置かれていて(正確にいうと、机が足りなかったので備品棚をデスクとして使っていたので、備品棚)

オーナー「そのパソコン、中身何も入ってないから、自分で設定して使い始めて。」

私「わかりました」(お、おう… )

1社目が大企業、2社目は中小だったけど一応システム室はあるくらいの規模の会社だったので、自分でパソコンの設定とかしたことがなく、機械の説明書を読むのも大嫌いな私は真っ青になりました。

メールアドレスだけは先輩Sさんが先に作ってくれていたので、そこからメール設定をするわけですが、専門用語がわからない。

ドメインって何?サーバーって何?
popって何?smtpって何?ポートって何?
みたいな。

Google先生で調べながら、なんとか設定を終えるだけでゲッソリ。

私はここから何ヶ月もかけて、総務も法務も経理もシステム室もない零細ベンチャーの洗礼を受けることになるのです…

さて。

なんとかメールの設定は終えました。

新しい会社で私が担当した最初の仕事は、棚卸しです。

会社は当時、2つの事業(ブランド)を運営していました。

片方のブランドはまだ始まったばかりで品目数も少なく、まだなんとかなっていたのですが、もう片方のブランドが品目数が多く、在庫数も多いのに在庫管理がめちゃくちゃな状態でした。

どのくらいめちゃくちゃだったかと言うと、「いま会社に何個の在庫があるか誰もわかっていない状況」でした。

私は在庫管理を専門にやってきたわけではなかったのですが、これはヤバすぎると直感的に思ったし、逆になんでこんな状態で放置しておけるのこの人達…!?と放心モードでした。

よくよく話を聞くと、営業から在庫管理まで全てを担っていたスーパーウーマンが結婚により退職したらしく。

その後1年近く、事務が苦手なアルバイトのAさんが在庫管理をやっていたそうなのですが…

Aさんはパソコンが大の苦手。エクセルも使ったことがないほどの人だったので、管理というものがまったくできていなかったらしいです。

(さらにしばらくしてから、前任のスーパーウーマンさんは見た目上は寿退社だったらしいのですが、実情は激務によるメンタル崩壊だったことが判明します… このときはまだ知りませんでした。)

なにこの会社…  杜撰すぎる…

これが入社したての私の、会社に対しての第一印象でした。

そこから前任が残した半年前の紙ベースの資料をもとに、実物の在庫を数えながらの棚卸し作業が始まりました。

まーこれが時間がかかるかかる。

まだ商品名に慣れていないというハンデもあるけど、在庫についているタグがそもそも違っていたり、出荷書類や請求書に書いてある商品名が間違っていたりして、全然スムーズに進まないのです。

今この商品の在庫はいくつあるのか。
おかしい、在庫の紙ベースの資料と合わない。
じゃあいつどこに売れたのか、あるいは委託したのか、、などなど。

1年くらい過去の資料をパラパラと遡って、パチパチと電卓で計算して、、という地道な作業を数百種類ぶん繰り返しました。

さらに、棚卸しして終わりじゃないわけで。

棚卸しした結果の今の在庫状況をシステム化させる必要もありました。

これまではエクセルや紙で管理していたから、誰もリアルタイムで在庫を把握できていない状況でした。

これをクラウド上で管理することで「いつでも、どこでも(スマホからでも)、誰でも」リアルタイムの在庫状況を閲覧できるようにすること。

これがまず最初の私の大きな仕事でした。

といいつつ仕事はこれだけではないので、空いた時間に取り掛かろうとしても、ベンチャーあるあるの「目の前のことをやっていたらあっという間に1日が終わる」現象にさっそく飲み込まれていた私。
就業時間内では手をつけることができませんでした。

とはいえ保育園のお迎えがあるから残業もできず、仕方がないので毎日持ち帰り残業をして、睡眠時間を削って紙ベースの資料の情報をひとつひとつパソコンに打ち込む日々。

最終的に入社して3週間でこの最初の仕事を完了させることができました。

持ち帰り残業しても1円も出なかったけど、そんなことは関係ない。

モノを売るという仕事をしている会社のくせに在庫状況すら把握していないなんて、過去2社でモノづくりに関わる仕事をしてきた私からしたら許せないレベルの怠慢だったし、1日でも早く本来あるべき姿に戻したかった。

意味わからないこだわりだったかもしれないけど、ここだけは譲れない、ある種のプライドのようなものだったかもしれません。

他の仕事もやりながら3週間で在庫をシステム化させたことはオーナーのTさんにも驚いていただけて、評価にもつながったので、これはこれでよい経験だったかなと思います。

(ただ3週間に及ぶ睡眠不足生活のせいで、その後ひどい風邪をひきました。睡眠大事。真似しないでね)

新しい会社に入って一番の衝撃は、先輩営業マンSさんのキャラの濃さでした。

人間的にも濃いのですが、ハングリー精神がすごく、「俺はこれから◯◯◯◯万稼げる男になる!」と毎日言ってるような人でした。

営業Sさんは私の2歳上なのですが、会社の仕事の他にも個人でコンサルの仕事を受けていました。

それまで周りに個人で仕事を請け負っている人がいなかったので、素直に「すごい」と思ったし、Sさんがとても眩しく見えました。

営業Sさんをすごいと思う気持ちの反面、「私はもう10年社会人をやってきだけど、何かコンサルできることなんてあるだろうか?」と考え始めると、ずーんと気持ちが重くなったりもしました。

自分には何もない。

だから面接のときにも「君は中途半端だ」って言われるんだろうなあ、なんて考えて、地味に落ち込む日々が続きました(詳しくはひとつ前のブログを読んでいただけたらと思います)

営業Sさんからは容赦ないキャリア的な質問が毎日飛んできます。

「らっこさんは、将来、何で食べていくつもりなの?」

本人には悪気はまったくないんですが、自分の強みがわからず、「自分には何もない」と思っている最中だった私には、なかなか攻撃力のある質問でした。

答えはすぐには出せませんでした。

自分の中でひとつの答えが出たのは、初めて質問されてから1年が経った頃です。

でもこういう質問を毎日のようにしてもらったおかげで、少しずつ「自分は何で食べていきたいのか」を考えるようになっていけたので、ありがたい経験だったと思います。

それまでの会社では、将来自分がどうなりたいかって考えることがなかなかなかった。良くも悪くも目の前の仕事をこなしているだけだったような気がします。

新しい会社はとにかく忙しく、目の前の仕事を間に合わせるだけで精一杯という状況が入社してからしばらく続きました。

もっと効率よくやれる方法はあるはずなのに、取り掛かる時間すら作れない。

息子がいつ体調を崩すかわからない中で、前倒し前倒しで仕事を進めていくこと。それだけでギリギリでした。

社員は2人しかいないから必然的に私の担当範囲も広くなります。突発的に増える仕事もある中で、退社時間は毎日決まっているわけで。

でも間に合わせないわけにいかないから、持ち帰ったり、始発で出社してやったりする日々が続きました。

計算しきれないほどサービス残業しているのに、見て見ぬふりをするオーナーTさんと社長Rさんにも徐々に不信感が募っていきます。

そもそも私は「通勤が延びるからオフィスにいられる時間が1日あたり30分短くなる」という理由で、ウン十万の年収がカットされた状態で転職していました。

でも実態は、前職よりも働く時間が激増している状況でした。30分どころか1時間、2時間は毎日残業していたと思います。

けど、どうしてもその事実を強く主張できない弱さが私にはありました。

転職で苦労した経験から、時短で働かせてもらえているだけいいんじゃないか。

忙しすぎて自発的な休みは取れないけど、通院とかでの早退はしやすいし、そこまで不満に思うほどの待遇でもないのかも、、?

そもそもこんな小さな会社で残業代までもらおうなんて私が望みすぎなのでは、、?
などなど。

友人ママさんは「残業させられてるなら、もっと自分の権利を主張した方がいいよ!」と何度も言ってくれたけど、どうしても言えませんでした。

組織のできている企業での残業と、色々と整っていないベンチャーでの残業の質の違いを感じてしまったのもあります。

そこそこの規模の企業では「誰かがやっていてくれた細々したこと」を、ベンチャーでは全て自分でやらないといけないという圧倒的な差です。

電話応対、宅配便の受け取りや開梱、その他細々した雑務などがたくさんあり、仕事らしい仕事をしている時間が取れないことがそもそもの問題だったりするんです。

それに小さな会社で、月々の売上を目の当たりにしたときに、事務職である自分の給料は経費でしかないっていう意識が強くなってしまっていました。「私は売上を作っていないのに、、」みたいな変な申し訳なさが生まれたりもしました。

それまでも事務よりの仕事(売上を作らない仕事)だったので、立場的には同じはずなんですけどね。

会社の規模がグッと小さくなってリアルに毎月の売上を気にするようになったときに、急に自分の仕事の影響度について考えてしまったのです。

けど、主張しきれない自分の根底にあったのは、もとからの自尊心の低さでした。

目の前のことに忙殺される毎日、サービス残業、減った給料、モヤモヤした気持ちを抱えながら働き続けること数ヶ月。

入社して半年くらい経った頃に、胸のあたりにドクドクと激痛が走るようになりました。

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続きます。

次回、また少し暗い過去を遡ることになってしまうのですが、自分という人間を深く知るために大切な時期だったと思っているので、じっくり書いています。

人生の底を脱して、ようやく自分の望む生き方が見えてきた話⑩

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この記事を書いた人
rakkomom

35歳、零細企業の時短ワーママらっこです。
6歳の息子と0歳の娘、長時間労働夫の4人家族。
おすすめモノ、読書記録、キャパ狭のワーママが倒れずに生きていくための工夫を書いています。

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