ウェブ解析士の試験に合格するための環境づくりと勉強方法をまとめてみた【前編】

フリーランス
記事の中にPRを含む場合がありますが、らっこが自分で買ったもの、良いと思ったものを紹介しています。

こんにちは。らっこです。

先日ウェブ解析士の試験に合格しました。

96点でした。

らっこ

本気で満点のつもり満々だったのにどこ間違えたん・・・?って悔しいです。

でも合格は合格なので!嬉しいです。

この記事では、試験に合格するためにやった環境づくり勉強方法をまとめてみます。

そんなわけで、

ウェブ解析士を受験しようと思う人

あるいは

何かしらの試験を受けようと思っているけどなかなか勉強が進まなくて悩んでいる人

にとって、なんらかの参考になれば嬉しいです!

ちなみになぜ「受験をするためにやった環境づくり」についても書くのかというとね、

そもそも資格の勉強をしようと思ったときの最初のハードルって、ちゃんと受験することだと思っているからです。

らっこ
らっこ

お恥ずかしながら私、社会人になってから本当に資格試験というものから逃げてきまして。

トラウマの内容は以下noteにもふわっと書いたのですが、

コツコツ勉強を頑張れなくなった私が変わろうとしている話|らっこ@フリーランス

簡単に言うと、私はちょっとしたトラウマがあって、試験とか受けるのがめっちゃ嫌いになったんですね。

そのあたりのことも含めて書いていきます。

前編後編に分けたので、全体で7000字弱くらいだから、いつもに比べると長くないです(←??)

「試験とか受けたくない」のトラウマ

なぜ私が試験とかを受けるのがめっちゃ嫌になったか。トラウマの原因を書いてみます。

高校時代までの私は、勉強って大学に入れば終わりだと思っていたんですよね。

物心ついたときから「勉強しなさい。いい大学に行っていい会社に入れば一生安泰だから」って言われて育ってきました。

この手の話は耳にタコができるレベルじゃないくらいに聞かされてきた。聞かされてきたというか、刷り込まれてきた。インプリンティング。

10代の私はその言葉を信じて猛烈に勉強しまくりました。彼氏も作らず、遊ぶこともせず。ただただ勉強して。起きているときは基本ずっと勉強してました。

勉強に集中するために大好きだった漫画も全部捨てた。ここを乗り越えれば幸せになれると本気で思っていたから、そのためには娯楽を捨てねば!って自分を追い込んだんです。

で、青春時代のすべてを捧げて勉強しまくった結果、第一希望の難関大に受かり、第一希望の一部上場の大企業に入ります。

このときの私の感覚は、

らっこ

よっしゃー!終わった!これでもう安泰だ!勉強から解放される・・!

でした。

・・・アホちゃう?ですよね。

いやいやいや気づけよ。

せめて就職活動してるときに気づけよ、です。マジで。

社会に出た私が抱いたのは、イメージしていたものとは全く逆の感覚でした。

大企業に入ったけど全然幸せじゃないし、たぶん、どう考えても一生安泰じゃない」と感じたんです。

もっと言うと「もし40歳くらいになって転職したいと思っても転職できる先がなさそう」と感覚的に思いました。

40歳になったときにより良い条件で転職できなさそう、と思ったんです。しがみつくしかなさそうだと思いました。

実際にどうなのかははわかりませんよ。でも当時20代前半の私にはそう見えたし、アラフォーの今の私も同じことを思っています。

で、20代前半の私は、そう思ったときにね、なんか、心が折れたんですよ。

で、そこからようやく世の中に目がいくようになり、現実が見えてきます。

なんか仕事ですごい実績を出し続けている人はほぼ例外なくめっちゃ努力してて、めっちゃ学び続けているわけです。

ここでようやく私は気づきます。

え、もしかして、人生を生き延びるにはずっと学び続けないといけないの?って。

それで心がポキって折れた。

また勉強すんの?って。

というか、また努力すんの?って。

え。もうあれほどの努力、したくないんですけど?ってなった。

この現象を私は一種の挫折だと思っています。挫折というか、燃え尽き症候群みたいな感じかなあ。

別にこれを誰のせいにするつもりもありません。ただ私が自分の頭で何も考えていなかった大バカ者だったというだけです。

で、この挫折がどんなことにつながったかというと、

もう絶対に試験とか受けたくない」って思うようになりました。

とにかく試験勉強をするのが辛いと感じるようになってしまったんです。

さすがにTOEICだけは何回か受けましたた。転職とかで必要だったから。

けど正直、もっと頑張ればもっと取れたなって思う。でも私の今の意志力だとここら辺が限界なのかなーって感覚です。一度くらい本気で満点を狙ってみたい気もするんだけども。

私が受験勉強をして得られたのって、本気で勉強すればある程度のレベルまではいけそうだなと思えたことくらいなんじゃね?と長らく思ってきました。

でもね、本気で勉強できなくなってるから意味ないのよ。燃え尽きないくらいまでの努力しかできない感覚がある。今も。

このあたりの感覚が伝わる人がいるかわからないんだけども、

学ぶのは大好きだけど、試験のための勉強が辛いという感覚があって、

ふつうに努力はするんだけど、昔の自分ほど自分を追い込めなくなった感じです。

私が常日頃めっちゃ本を読んだり学びを実践していること自体は、Xをご覧の皆さまはご存知かと思うのですが、

過去の勉強だけしてればよかった時代の自分に比べると、だいぶ本気でやってない感じです。

だいぶ余力ある。そもそも余力がなくなるまでやり込むのがいいのかどうかって話もあるんだけど、基本的にだいぶセーブしてる感じある。

「本を読んでも十分に勉強になるんだから、それでよくない?試験とかは別に要らなくない?」って思うようになりました。

もっと言うと「試験なんかに合格したところで何?意味あんの?」っていう強い感情が湧いてきて。トラウマちっくになっていました。

もちろん、資格があったほうが履歴書に書けるし、転職にも有利なのはわかるよ。

でもさ、試験のための勉強とか、評価されるための地道な努力みたいなのが本当に辛くて。

あれだけ青春時代のすべてを捧げて、ここさえ乗り越えれば一生幸せだって信じてきたのに、違ったじゃん。

別に難関大に合格しても、大企業に就職しても、それだけじゃ何の意味もないじゃん。

結局ずっと努力し続けないと、生き抜いていけないんじゃん。

10代の貴重なあの時期に、あそこまですべてをかけて勉強する必要って本当にあったの?

みたいな。そんな感覚です。

※一応、受験した意味はあったと思ってはいます。林修先生の『受験必要論』を読んだ感想記事にそのあたりをまとめてますので、ご興味あればぜひご一読ください。

で!ここからが本題です(いつもながら前置きが長くてすいません)

今回、アラフォーを前にそんなトラウマを抱えた自分を少しでも変えたいなと思って、ウェブ解析士の試験を受けてみました。

合格した今も、正直まだズルズルに引きずってます。完全に乗り越えられたわけではない。すごい難しい試験とかはまだ受ける気になれないもん。

でも、とりあえず今回はちゃんとウェブ解析士の試験を受けて合格できたので、小さいけど大きな一歩だと思ってます。

今回の経験をもとに、この記事で書きたいのはこんな感じのこと。

一番のハードル「試験を受けたくない」「めんどくさい」「試験から逃げたい」をどのように乗り越えたか

実際にどんな感じで勉強したか(時間の作り方、学ぶ順番、効果のあった勉強方法)

ここまで試験が嫌いになってしまった私はもしかすると特殊な例なのかもしれませんが。。

どなたかの参考になる点があればうれしいです!

この記事は前編。まずは乗り越え方を書きます。

先に結論からいうと、私は周りに宣言し、学んだ知識を人に与えようとすることで乗り越えました。

どういうことなん?を説明しますね。

「なぜ試験を受けたいと思えないのか」を考えてみた

私の課題はふたつあったんです。こんな感じ。

試験を受けたくない、めんどくさい、逃げたい

自分のための試験勉強が頑張れない

で、この課題それぞれに対して、原因と対策を考えていきました。

もちろん、実際に勉強を始めた時点でこんな分類をして対策を練ったわけではないです。

「なんか勉強が進められないなー」「どうしよ」「なにが問題?」ってのを自分なりに分析していって、結果としてここに行きついたよって話。

私にとっても次回からも使える手段が作れたなと思ってるので、まとめてみます。

試験を受けたくない、めんどくさい、逃げたい問題

【原因】

① 試験を受けると決めることで精神的に追い込まれるのが嫌

② モチベーションを維持できるかが不安

【対策】

この原因に対して「自分を内側から変える方法」は思いつきませんでした。

なので、とにかく外圧を使うことで超えるしかない!と思うに至りました。

自分が逃げられない環境を作るのが大事だと思ったんです。

トップアスリートのインタビューとかを聞いていると「モチベーションとか関係ない」ってよく言ってるんですよね。

前にラグビーの五十嵐選手が、

「モチベーションはアップダウンするものだから、モチベーションに期待しない。自分の毎日のやることのなかに組み込むのが大事」

みたいな話をしているのを見て、なるほどーと納得したんです。

ただ私は凡人なので、資格の勉強を「毎日のやることのなかに組み込む」のが自分の意志力では難しいんですよね。

なので、とにかくめっちゃ宣言しちゃおう作戦をとりました。

らっこ
らっこ

周りの人が私が受験することをみんな知ってたら、落ちたらちょっと恥ずかしいから頑張れそうだなと思ったからです。

それしか思いつかなかっただけなんですけど。笑

具体的なアクションは後述しますね。

続けます。

自分のための試験勉強が頑張れない問題

これはですね、自分の知識量が増えるとか、履歴書に書けるくらいのライトな動機では試験勉強ができないという状態です。

勉強は好きなんですよ。でも「自主的に本を読めばよくない?試験とかは要らなくない?」の感情が超えられないの。

だって試験勉強をすることに強い抵抗があるから。

【原因】

「自分のための資格取得」「履歴書に書く」に対してのモチベーションが全然わかない

【対策】

ここも、自分の感情を内側から変えるのは難しいなと諦めました。だってトラウマだもん。

だから自分以外の誰かのために勉強する要素をプラスする作戦を取りました。

私は責任感があって真面目なタイプなので、言い出したことはやらないと気が済まないタイプだし、約束を破るのも嫌いです。

だから「学んだ結果をシェアするから集まって!」とか言って会を開催することを決めてしまえば、やらざるを得なくなるのでは?と。

「人様のお時間をいただいているのに、しょーもないものをお見せするわけにはいかない」と思って、勝手に頑張ると思ったんです。

ということで、周りの友人達に「学んだ内容のシェア会」を勝手に開催することにしました。

これは新しいアイデアだったし、結果的に違うアウトプットにもつながった気がするので良かったと思う。いい気づきでした。

では具体的にやったことを書いていきます。

勉強する環境をつくるために具体的にやったこと

「めっちゃ宣言しよう作戦」を実行した

周りの人にめっちゃ宣言することに決めたので、以下をやりました。

とにかく宣言した。

・noteのメンバーシップで宣言

・noteでも宣言(トラウマ開示つき)

・Xでも宣言

・フリーランス仲間にも宣言

・家族にも宣言

ちなみに、facebookにはなんとなく書けなかった。

高学歴の知人が多いので、私の中で落ちたら恥ずかしいの感情が強かったんだと思う。

ネット上ではわりと赤裸々なつもりだけど、リアルではプライドみたいなのもあるんだな~と思いました。笑

で、この中で一番ためになったなと思ったのはnoteを書いたことでした。

実はウェブ解析士の試験を申し込んでからも、私、自分が資格試験に対してのトラウマを抱えているなんて全然気づいてなかったんですよ。

noteを書いている最中に気づいたんです。あ、これはトラウマなんだなって。

自分がただ怠けているわけではなくて(いや当然ながら怠けもあるんだけど)

今の私は試験を受けることから逃げたいと思ってしまう精神状況なんだな、しかもそれは過去の経験から来ていることなんだってわかったのね。

この気づきが私のなかですごく大きかった。

noteで受験宣言をすることで、自分にとってウェブ解析士の試験を受けることが、ただの資格取得じゃなくて「トラウマを乗り越えるために必要なこと」に変わったんです。

らっこ

だから長文を書くのって大事だよね。Xも好きだけど、自分の感情をつらつら書いているなかで見えてくることってやっぱりある。

このあたりから覚悟の種類が変わった気がします。

履歴書に書けるからとか仕事獲得につなげたいとかじゃなくて、自分の人生に必要なことになったから、ちょっと本気になれた感じ。

だから資格の勉強をするときには、なんのためにやるのかを腹落ちさせるのがまず最初に必要なことなのかもしれない。

自分がなぜその勉強をするのかっていう意味をしっかり理解して、その合格を自分にとってめちゃくちゃ大切なことにするのが大事なんだと思った。

これは気づきでした。意志力とかに期待しちゃだめなんだよね。理性の力じゃなくて本能が大事というか。

内側からあふれ出てくるエネルギーみたいなものがないと、頑張り続けるのって難しいんだと思う。

「勉強会を開くことで自分を勉強させる作戦」を実行した

勉強した内容のシェア会も開催しました。

・メンバーシップでの勉強シェア会

・フリーランス仲間での勉強シェア会

9月下旬に「10月上旬に勉強会やります!」って宣言して、準備期間を2~3週間とりました。

そこからウェブ解析士のテキストを読み込んで勉強会の内容を考える!っていう順番でやりました。

人様のお時間をいただいておきながら有意義な時間を提供できなかったらどうしようと怯えながら準備しました。

最終的な勉強結果シェア会の内容は以下です。

自分の強み(価値)を見つけるの大事だよねっていう話と具体例の紹介

ウェブ解析士のテキストの中に出てくるマーケティングのフレームワークの紹介(PEST分析、3C分析、SWOT分析、クロスSWOT分析、STP分析などなど)

・私のケースを例にとって、フレームワークで考えてみたよの紹介

という内容でプレゼンを作ってお話ししました。

分析のためのフレームワークはそのまま使えるようにと、Notionにまとめたものをリンクで配布しました。

勉強した内容の定着っていう観点でいうと、フレームワークのそれぞれの役割を自分の頭の中に叩き込めた感覚があるので、やってよかったなと思っています。

ただシェア会の内容に関しては、反省点がいっぱいあります。

いつものブログのノリで作ってしまったというか、言いたいことだけまとめたっていうか、ひとりよがりだったなあというか、聞く側の目線での作りができなかったかなあとか色々と反省してます。

先輩フリーランスさんには「言いたいことはわかるけど、ターゲットと内容がずれてる。伝えたい相手に伝えるためには言い方と順番を考えないとだよ。たぶん聞いた相手を置いてきぼりにしてるよ」とビシッと言ってもらって。

なるほどー。コンテンツとして伝えるって難しいなーって思って、めっちゃ感謝しつつ反省したりもしてます。

でも、ここで作った内容をいずれはコンテンツとして売り物にしていきたいなと思っています。

私は全社会人が自分の売り(価値)に気づいた方がいいと本気で思ってるんです。会社員、フリーランスに関係なく。

でも私が「自分の売りってなんなんだろう」って考え始めてから、ヒントに気づくまで、普通に5年くらいかかってるのね。

わかりたくてもわからなかった。どうすればわかるようになるのかもわからなかった。っていうか今もまだ模索してる。

でも一応フリーランスとして生きていけてるから、5年前の自分よりは進化してると思ってて。

この5年間の学びをコンテンツにして届けたいなって思ってます。

まー今回作ったコンテンツはそのままでは全く使い物にならないことがわかったので、ブラッシュアップが必要なわけですが、地道にコツコツ作っていく所存。

らっこ
らっこ

というわけで「自分の売り(価値)」に気づきたくて、私のコンテンツのテスト読者になってくれる方、絶賛募集中ですので、Xとかで声かけてくださいまし。

ちょっと脱線しましたが、ここまでが前半部分です。

一番のハードルだった「試験を受けたくない」「めんどくさい」「試験から逃げたい」をどのように乗り越えたか、の話でした。

後編では、実際にどんな感じで勉強したか(時間の作り方、学ぶ順番、効果のあった勉強方法)についてまとめますので、よかったらまた遊びにきてください!

ここまでお読みくださってありがとうございました。

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