人生の底シリーズのエピローグ【もがいている最中にいただいた言葉たち】

仕事

こんにちは。時短ワーママのらっこです。

前回で最後だった人生の底シリーズのエピローグです。

今の会社でもがいている最中にいただいた言葉を時系列でまとめてみました。

あのときにこれを言ってもらったのが、何かしらの思考のきっかけになったな」という言葉をチョイスしてみました。

またまた書いているうちに1万字を超えてしまいましたので、お時間あるときにお読みいただけたらと思います。

★このシリーズを最初から読む方はこちらからどうぞ↓

①いい大学を出ていい会社に入れば幸せになれると思ってたけど全然そんなことなかった件

– – – – – – – – – – – –

私が今の会社(零細ベンチャー)に入ってから3年ほどが経ちます。

昨年の秋に切迫のため休業に入ったので、実質働いていた期間は2年と数か月です。

ただ2年と数か月とはとても思えないほど濃密な時間だったと感じています。

この期間に何人かの人に出会いました。

会社にアルバイトに来てくれた人が数人、業務委託で仕事を依頼した方も数人。

何人も会社に来てくれたなかで、いまだに働いてくれているのはアルバイトさんひとりだけです。

それも社長のご友人という縁の専業主婦の方で、週1とか隔週くらいの感じで来てくださっている方です。

(今回は触れませんがこの方がとてもいい人で、今も心の支え的存在なのです…)

これだけでも、いかにうちの会社が人を切り捨て、そして人に見切られてきたかがわかるような気もするのですが…笑

救いの言葉をくれたHちゃんをはじめとして色々な人がいましたが、私にとってはどの方との出会いも思い出深く、少なからず学びもありました。

転職を機に待遇が悪化して、目の前の仕事に忙殺されて、「あー、転職間違ったな」って後悔していた当時の私にとっては、

社員じゃない人との会話は貴重な外界との接点だったし、そのおかげで心が救われていたんですよね。

私以外の全員が昼夜問わず土日も仕事をしている中で、ひとり時短で働く肩身の狭さとか、

私が仕事で大切にしていることを周りの人達は大切にしないことが多々あって「自分の感覚がおかしいのか?」って悩んだときにも、

こういう外部の人達との会話があったからこそ「私は間違ってない」と思えました。(もちろん夫の存在も大きいです)

時系列で書いていくと、

まずは私が入社したときに働いていたアルバイトの方です。Eさんとします。

Eさんは私が入ることで辞めざるを得なくなってしまった方で、私が入社した当時の関係性はあまりよくありませんでした(そりゃそうですよね)

入社してしばらく経ってうちの会社が再度アルバイトをお願いして、Eさんはまた働いてくれるようになり、そのときに色々な話をしました。

その頃すでに多すぎる仕事の量や連日のサビ残で疲弊していた私。

会社からは心配されるどころか「フルタイムにできないの?」と聞かれたりしている時期でした。

そのたびに苦笑いで「無理ですね」って言っていたけど、精神的にフルタイムをちらつかされることすらしんどくなっていました

そんな時期にEさんが言ってくれた言葉が心に響きました。こんな感じの内容です。

「らっこさんは私と大切にしたいことが似ていると思う。

子どもとの時間を大切にしたいからこそ、今の働き方(時短)にこだわっているのよね。

会社になんと言われようとも、自分が大切にしたい軸はぶれさせちゃダメ。

年収を上げたいのなら、時給を上げる努力をしましょう」

私、この時給を上げる努力という言葉が響きました。

確かに会社の人達と私は大切にしたいことが違いました。

オーナーは男性で子育てをした経験もないし(奥さんがやっていたので)

営業の先輩(男性)は、結婚はしているけどまだ子どもはいません。

なので男性陣はそもそも「子どもの面倒をメインに見る立場で働く」ということがどういうことなのかをわかっていません。

時間の制約がある状態で働くということがリアルに想像できていないんだと思います。

ちなみに私はできるだけ子どもと離れたくないので、プライベートでの飲み会もあまり行かないのですが(コロナ前、たまには行ってたけど)

社内で唯一の女性である社長は、子どもの世話を実母に任せて遊びも兼ねた出張に出かけたり、友人達と飲み歩くのを楽しんでいるタイプでした。

ある時期、社長の子どもさんが精神的に不安定なときの学校への付き添いまで実母にお願いしているのを見て、私は疑問を抱きました。

「優先順位が違くない?」と。

いやそこは自分でやろうよ、と。

今日、絶対に休めないほど忙しかったっけ?と。

まあ優先順位は人それぞれなので他人の価値観をとやかくいうつもりもありませんし、

私が見ているのは一部分に過ぎず、ずっとそういう感じで過ごしているわけでもないと思います。

でもここに挙げた以外のことも含めて、私の大切にしたいことと会社の人が大切にしたいことは違うということがわかっていました。

それなのに、会社の人と違う働き方をする勇気が持てなくて、私は苦しんでいました。

それに年収を増やすにはフルタイムにすることが大前提だろうと思い込んでいた私は、

「この会社で今の時短の状況でこれだけ働かされているのに、フルタイムになったらどうなるんだろう?

オフの時間が取れなくなって精神的に死亡するんじゃないかな」

というのを恐れていました。

でもこのときEさんから時給を上げる努力という言葉を聞いて、なるほどなと。

「時短のままで年収を上げていくためにはどうすればよいのかを考えていけばいいのか」と思えました。

とはいえ、ここから「時短でも稼げるようになりたいです」と口に出して言えるようになるまではまだ1年かかるのですが、、、

このときにEさんに「会社に流されないで」と言ってもらったことは、私にとって大きな救いになりました。

ちなみにEさんはその後、会社に対して時給アップの交渉をして、うまくいかず、会社に見切りをつけて去っていきました…

Eさんの交渉の様子を見ながら学んだのは、「どれだけ会社に振り回されていたとしても、結果を出す前に給与交渉してもゼロ回答なんだな」ということです。

こう書くと当たり前のように聞こえるのですが、Eさんは、同情したくなるくらいにうちの会社にめちゃめちゃ振り回されていました。

社員がいなくなったら「助けて」と言われてアルバイトに行っていたのに、別の社員(私)が入ったら「もうこなくていいです」って言われて、

またEさんが必要なタイミングになったら「助けて」と言われて、という感じで、かなり好き勝手されていたのです。

それでもEさんは定期的な仕事にはついていなかったことと(基本は専業主婦だった)

うちの会社で扱っている商品を好きでいてくれたことから、振り回されながらも助けてくれていたのですが、

最終的に給与交渉がゼロ回答だったタイミングで気持ちが冷めたようでした。

「結果も出していないのに昇給を望むなんて」という会社の気持ちはわからなくもないです。

でもその前に、Eさんへの接し方に問題はなかったか?

困ったときだけ都合よく使って、要らなくなったらポイみたいな。

まあそれがアルバイトでしょって言ってしまえばそうなのかもしれないけど、、、

でも人を使用人としか考えないような接し方をするような会社には人は長く居ないよなあ、と思いつつ、

自分も搾取だけされてポイされないように気を付けなければ、とEさんの姿を見ながら思いました。

私が給与交渉をする前に「圧倒的に結果を出そう」と思ったのもEさんを見ていたからです。

(詳しくはこちらのnoteを⇒ 自分に自信のない私が、人生ではじめて給与交渉をした話。

Eさんとはそれっきりでもう連絡を取ることもありませんが、大事な気づきをくれたひとりで、今でも感謝しています。

Eさんの次に出会ったのはHちゃんです。

人生の底シリーズの本編の中で書かせてもらった通り

Hちゃんから「らっこさんは言葉がうまいですね」と褒めてもらったことが、前を向くきっかけになりました。

実はこの言葉以外にも言われて嬉しかったことがあります。

それはこんな感じの内容でした。

「らっこさんは、人を否定しないし、相手の気持ちを「うんうん」って受け止めてくれますよね。

色々と辛い経験をされているからかもしれないけど(Hちゃんには生い立ちの話とか死産の話もしてました)

全部に「そういうこともあるよね」って優しく言ってくれる。

そういう話の聞き方ってなかなかできないと思います。

こんな人を搾取するような会社で働いているより絶対もっといい職場あると思います(←これは500回くらい言われた)

キャリアカウンセラーみたいな、人を励まして導いてあげる系の仕事が向いていると思うんですけど

この言葉は驚きでした。

私が????

他人にはあまり興味のないこの私が?

キャリアカウンセラー????????

いやいやいやいや。

考えたこともなかったよ。。。

でも褒められたことは素直に嬉しかったです。

言われてみれば、確かに私は新人を育てるってなると結構ちゃんとやるんですよ(当たり前か)

HSPだからっていうのもあるのかな?と思うんですが、

「このタイプの子にはどういう言い方をすればやる気を出してくれそうか」っていうのがなんとなくわかるし、

「このタイプを伸ばしていくにはどういう仕事の与え方をするのが一番いいのか」っていうのもわかるから、

その子の性格に合わせて教え方を変えて育てていくっていうのが、わりとストレスなくできるタイプ。

前の会社でも何人か新人を育てましたが、ひとり精神的にもろそうな子がいたんですよね。

その子は頭よくて自分で考えられるけどプレッシャーがかかりすぎると病みそうだなと思ったので、

基本はひとりでやってもらうけど、そっと横で見ながら褒めて励ます系で育てていました。

でも私が死産して会社を休まないといけなくなったときに、別の先輩の下につくように配置換えされてから関わりがなくなってしまいました。

で、私はその後、転職したんですが(さよならランチはしたかな)

その子はしばらくして会社に来れなくなってしまい、最終的には辞めたと聞いています。

その話を聞いたときには、私がその子を見続けていたらきっと辞めさせずに済んだのにな、と、申し訳ない気持ちになりました。

何様って感じだけど、、、わかるのよ。雰囲気で。一応ひとりだけど子育て経験もあるしさ。

この「人に合わせて育て方を変えられる力」は転職活動をしているときに転職エージェントでもわりと評価してもらったんですが、

今のところ、今の会社では活かす場面は出てきてないです。笑

もう少し大きな会社で働く機会がもし今後あれば、活かせたらいいなとは思います。

あともうひとつ、Hちゃんからもらった言葉で大きなものがありました。

「らっこさんは、自己受容したほうがいいです。自己受容の本を読んでみてください」

このときの私、「自己受容???」って感じでしたが、

とりあえず言われた通りに本を何冊か買ってみて読んでみました。

私は特にこの本が役に立ちました↓

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 (単行本)

自己受容って、一言でいうと「自分の気持ちをそのまま受け止める」ってことです。

なにか物事が起こったときに浮かんでくる自分のを気持ちを「はっ、こんなこと考えたらダメだ、前向きに捉えなきゃ」とか

無理に自分の思考を矯正しようとするのは逆効果なんだそうです。

自分の本当の気持ちを押し込めて生きていくのには限界があって、押し込めた反動がいつか来る。

だから「自分が感じている気持ちを一度受け止めてあげましょう」っていうのが自己受容の概念なんですよね。

私のように人の顔色をうかがいがちで評価が気になるタイプは、ついつい自分の気持ちを押し殺しがちです。

でも自分の気持ちをずっと押し殺して無理していると体調も崩してしまうし、いいことはありません(ちょうどこの頃に胃の痛みが出ていました)

人生の底シリーズを書いているときには忘れてたけど、私の体調不良、胃痛だけじゃなくて不正出血もありました。

婦人科にかかって子宮頸がんと体がんの検査もしたけど原因不明と言われました。

いま思うとストレスだったんでしょうね。

この頃は自己受容の本をはじめとして、幸せについての本も読んで、必死に精神バランスを保っていました。

「なんとなく生きにくいな」と思う方は、この自己受容という概念を調べてみるといいかもしれません。

私にとっては大きな学びでした。(この本の感想は追ってまとめる予定!)

そんな感じで、Hちゃんはきっと人のいいところを見つける才能があったんでしょうね。

最終的にはクビになってしまい残念だったけど、Hちゃんには感謝しています。

その次に会ったのが、アルバイトで働いてもらった男性Nさんです。

Nさんは芸術系の分野で独立しようと準備をしている時期だったのですが、知り合いのツテでうちの会社を手伝ってもらうことになった人でした。

この方は私以上にとっても繊細な人でした。

それで、ガサツさでは日本代表レベルの営業の先輩と衝突しまくって、3ヶ月くらいしたところで先輩と大ゲンカして辞めてしまいました。

本編では書かなかったのですが、私は営業の先輩の言葉遣いがものすごく苦手でした。慣れてきたけど今も苦手です。

最初に私が体調を崩したとき、自分のストレスがどこから来ているのか気づかなかったけど、

先輩の言葉遣いも大きなストレスのひとつだということにしばらく経ってから気づきました。

先輩はトリリンガルなんですけど、海外経験が長いのもあって、日本語が少し苦手なのです。

で、先輩は無意識のうちに、私にとっては暴力的な言葉を使ったりするのです。

色々あるけど、ひとつの例を出すと、私に突然「緊急でこれやって」と言ってくるんですけどね、

私は「緊急」という単語がめちゃくちゃ嫌いなのです。

そもそも自分のペースを乱されるのが嫌なのに加えて、

緊急な状況を招いていること自体スケジュール管理ができていない無能な感じがして、すごく嫌なのです。

でもこれが不快なのは私の感受性によるもので、私以外の誰もそんなこと気にしていないってわかっていたから誰にも言えませんでした。

たぶん先輩は海外経験が長いから、それまで一緒に働いていた相手(主に部下たち)は「緊急」って言わないと動かなかったんだと思うんですよ。

そこまで想像できていても、それでも私にとっては暴力的な言葉で、ものすごく苦痛でした。

っていうか、私はあなたの部下じゃないし、アシスタントでもないから。

それが緊急かどうかは自分で決めたいし、緊急だとしてもいつやるかは自分で決めたいと思ってしまうのです。

上司ならまだしも、そしてトラブルならまだしも、そうでもない程度の仕事を他人の都合で「今やれ」って決められたくない。

(この気持ちわかってくれる人いるかな…  私がこだわりすぎなのかな…  )

あと先輩は自分でも言っているんだけど学歴コンプレックスがあるらしく、それが原因で承認欲求がめちゃめちゃ強くて、私はそれもしんどかったです。

(そのことを書いたnoteはこちら⇒ 承認欲求を剥き出しにする人が苦手だ。

あとは声が大きすぎてHSPの私にはしんどいとか、お昼食べてるのに関係なく話しかけられるのが嫌だとか、

スケジュール管理ができないからいつも巻き込まれて手伝わされることに腹が立つとか、

細かいけど、ペットボトルをシンクの横にどんどんためていって自分では捨てないのが不衛生で嫌だとか、

まあ何が一番辛かったかって、自分のペースで仕事ができないことがとにかくしんどかった。

(ここまでしんどいしか言ってない…笑)

人間的には好きですけど、仕事相手としては苦痛でしかなかったです。これは今も変わらない。

けど、しんどいからって会社に行かないわけにもいかないし、仕事辞めるわけにもいかないし。

人生うまくいかないし、あーどうしよ、なにもかも嫌だな、って思っていたときに、

この繊細なNさんが入ってくれて、私がストレスを感じていることすべてに共感してくれたんです。

「緊急って言葉遣うのホント嫌だよね」って共感してもらえて、

「言い方がガサツで嫌だよね」って言ってくれて。

このことに私はめちゃめちゃ救われました。

「私の感覚を理解してくれる人が、、いた、、、、!!!!!」涙

って。

現実がなにも変わらなくても、わかってくれる人がひとりいる。

もうそれだけで、なんか救われたんです。

(どんだけ精神的に限界だったんでしょうね…)

それ以外にもNさんは「こんな会社でもう1年働いているなんて、らっこさんを尊敬します。僕には無理です」

などなど、この会社で働き続けている私を褒めてくれました。それにも救われていました。

そして実際Nさんは1年持たず、数か月で去ってしまいました、、、

ちなみに私はNさんが辞めそうだなって危機感を抱いたタイミングで、社長に

「このままいくとNさん辞めると思うんで、先輩に物の言い方を注意してください。指示の出し方がきつすぎる」

って話をして、社長から注意してもらったんですが、、、

あるとき先輩とNさんがものすごいケンカになってしまって、そのときの暴言をきっかけにNさんは辞めてしまいました。

精神的苦痛で訴えられてもおかしくないようなひどい言い方だったと私は感じたけど、退職で済ませてくれただけNさんは大人だったと思います。

ちなみにNさんがいなくなるにあたり、私が社長に「Nさんはこういうのが嫌だったみたいです」って報告しているときに、

私も先輩の「緊急」という単語やその他の言葉遣いを嫌がっていることを知ってくれた社長が、営業の先輩にこっそり言ってくれたみたいで。

その後、営業の先輩はできるだけ「緊急」を使わないように配慮してくれるようになりました。

(このことに味をしめた私、この「社長に報告することで間接的に営業の先輩に注意してもらう作戦」をこの後もちょいちょい使っていきます。笑)

ここまで書いてきたこと、たぶん何も感じない人は何も感じないんだと思うけど、私にとってはものすごくストレスでした。

でも社会で生きていく以上、ストレスって完全にゼロにはできないから、ストレスの元ともうまく付き合わないといけなくて。

繊細すぎる私でも、価値観の違う人達と働かないといけなくても、なんとかこの会社で生き抜いていこうと思って、

人の力を借りたり本を読んだりして、なんとか順応してきました。

(ちなみに繊細さについての本の感想はこちら⇒ 敏感すぎるHSPの私が、生きやすくなるために実践していること。)

私にとって一番大きな変化だったのは、わかってもらおうとするのを諦めて、その代わり自分を犠牲にするのをやめたことかなと思います。

例えば会社は私に気軽に残業してとか休日仕事してっていうけど、私がそれをするために裏でどんなことをしているかに興味はないわけ。

(これはうちの会社じゃなくて皆そうだと思うけど)

結果として対応できてしまったら「あ、できるんだ。じゃあまたお願いしよう」ってなって終わり。

そのために自分がどれだけ犠牲を払ったかとか、どれだけ家族が泣いたかとか、そういうのは会社には関係ない。

それなのに自分を犠牲にすればするほど「もっとやって」ってなる。

責任感が強い人ほど自分や家族を犠牲にしてしまうけど、本当にそれでいいの?って思う気持ちは忘れないようにしたい。

もちろん仕事の状況で突発的に対応しないといけないこともあるけど、常に無理しないといけない感じになっているなら、

それはやはり環境がおかしいし、環境を見直すべきなんです

会社にそう言えるようになるまでに、私の場合はすごく時間がかかってしまったけど、必要なもがきだったんだろうなと思います。

そんなわけで、私自身がいきなり強くなったわけではないんですけど、なんとか3年やってこれました。

少しずつ少しずつ、自分が何にストレスを感じているのかを突き止めて、できるだけそれをつぶして、自分が心穏やかに働ける環境を作っていった感じです。

私の性格はきっと会社の人達には「精神的にもろい」とか「繊細すぎる」と思われていると思いますが、

この性格だからこそ私の仕事の仕方ができるのも事実なんです。

この感性があるから会社の他の人には見えないことが見えるし、私の仕事がなければ会社が困るのも事実です。

すごく時間はかかったけど、今はようやく「私は私でいい。他人にどう思われようと自分は自分の道を進もう」と思えるようになってきました。

転職を迷っていたときにオーナーに言われた言葉、「ワガママな働き方が許される人材になれ」を目指して、これからも仕事していきたいと思っています。

最後に出会ったのが、これまたアルバイトのTさんです。

Tさんは働き盛りな年齢の男性でしたが、奥さんが専門職でけっこう稼いでいるとのことで、

「自分はそんなに稼がなくていいんです。

そもそも生きるのにお金そんなに必要ないし。

月10万くらいあれば足りるんで、アルバイトでいいんです」

とニコッと笑いながら言うタイプの人でした。

こういうタイプ(男性で稼がなくていいと思っているタイプの人)は人生で出会ったことがなかったので少々びっくりしました。

TさんはHちゃん同様にものすごい量の本を読む人で、読んだ内容から日本の未来を予想したりしていて、すごく勉強になりました。

アルバイトしていない時間は基本的に図書館や本屋さんにいるらしく、

「らっこさん、この本面白かったよ」と教えてもらったりしていました。

なのでTさんとの会話も面白かったです。

ただTさんの特徴は、仕事を頑張らないことでした。

仕事もやろうと思えばすごくデキる人なのに、いつもどこか評論家っぽくて、自分ではやらない。

基本的に手を抜いている感じでした。

私はその仕事の仕方に疑問を抱いて「なんでそんなに手を抜くんですか?」って聞いたことがあったんですけど

(もちろんこんな直接的な聞き方じゃないよ)

オーナー企業ではどんなに頑張っても報われないから。

経営者が儲けるだけで、社員に還元されることはない。

それをこの20年間で嫌っていうほど経験してきたから、俺はもう頑張らないし、会社にコミットもしない。」

と言われました。

この発言は、当時まだオーナーのことを信じていた私には新鮮でした。というか驚きでした。

ちなみにTさんは顔に大きな傷があったのですが(縫った後がわかるくらいの)それは昔の会社の経営者に殴られて?できた傷らしく、、、

私には想像もつかないようなひどい環境で働いていたんだろうなと思ったので、

「ここまで人を信じたくなくなるような何か辛いことがあったんだろうな」っていうくらいにしか思わなかったのですが、、、

私も今の会社で3年が経ち、だんだんとこのTさんの言葉が腹で理解できるようになりました。

サラリーマンは毎月決まった月給がもらえる代わりに、売上が変動しても(基本的には)増えないし減らない。

売上が変動したときのリスクは経営者が持っているんです。

自分って、毎月固定の給料をもらう代わりに、労働力を提供しているのに過ぎないよな、と最近しみじみ思います。

いや、これまでもずっとそうだったんだけど、小さな規模の会社に属すことでよりリアルに感じられるようになったというか。

でもここから抜け出すには、結果を出してより条件のいい会社に転職するか、給与が変動するリスクを負って自力で仕事をしていくかしかないんだよね。

今のところは、これまでのような、頑張れば報われるとか、人を信じすぎるのをやめようと思っています。

もちろんスキルアップのための努力はするけど、ここまでやって報われなかったら心折れるなっていうレベルまでやってしまうのは危険だなと。

うまく精神的なバランスを取っていかないと、Tさんのように心折れてしまうんだろうな、と感じているので、気を付けていきます。

他にもTさんの考え方には参考にしたほうがいいんだろうな、というものがありました。

例えば、

固定費を上げなければ、人はそんなに稼がなくても生きていけるとか、

住むところにもこだわらなければ、もっと自由に楽に生きられるみたいな。

私自身、中古だけどローンもあって、各種固定費があって、そのために身動きとりにくくなっている部分はあるんだよね。

でもTさんを見習ってそういう色々なことをリセットする勇気が持てれば、たぶん人生なんとかなるはず、という視点は忘れないようにしようと思っています。

正直言うと私はまだTさんのように諦めてしまったスタンスで仕事するのは悲しいな、と思ってしまっているんですけどね。

何事もバランスだよなあ、、、などと思う今日この頃です。

ちなみにTさんと初めて出会ったのは私が流産ほぼ確定と言われて、自然排出待ちだった頃です。精神的に辛い時期でした。

会社の人達は相変わらずデリカシーがなくてね、、、

「(流産について)そうなんだー。で、次の三連休、仕事できる?」と聞いてくるような感じで、私はげんなりしていました。

「別に理解してくれなんて言わないけど、だからって休日に仕事振ってくる?普通じゃなくない?」と思ってしまったりして。

自分の奥さんが同じ目にあっても同じこと言う?絶対言わないよね?みたいな。

腫れ物を触るような感じでの接し方ではなかったのは救いだったけど、デリカシーのなさにもうんざり、という感じでした。

Tさんが私の流産のことを知っているのかどうかわからなかったので、当たり障りなく接していたら、

ふとTさんとふたりきりになった瞬間に、こう言われたんです。

「流産、辛いですよね。

うちの嫁さんも、もう3回繰り返してて。

先月手術したばっかりで、今はまだ休み中なんですけど、、、

次こそは、って思ってはいるんですけどね~」

そのときの私、2回連続でダメになってしまったことをどう捉えればいいんだろうと苦しかったので、

私以上に辛い思いをしても前を向こうとしている人がいることにすごく救われました。

Tさんも会社では飄々とした感じでヘラヘラ笑っているけど、

仕事のスタンスについても、きっとここまで来るまでに苦しかったんだろうなと思うと、勝手に応援したい気持ちになりました。

その後、コロナが本格化して日本中がワタワタしている時期に突入して、

Tさんは「友人の会社がコロナで大変みたいで助けてくれって言われたんで、ここ辞めます」と言って、会社を去っていきました。

その話がどこまで本当かはわかりません。本当でも嘘でもいいです。

でも流産確定で精神的にしんどかった時期にTさんがいてくれて救われたのは事実で、私は感謝しています。

仕事をバリバリすることや金銭的に報われることがすべてではないって思うけど、

そのご友人の会社ではTさんが心から仕事を楽しんでやれているといいなと思っています。

そしてどうか、Tさんのご家庭にも赤ちゃんが来てくれていますように。

以上が、今の会社でもがいている最中にいただいた言葉たちです。

他にもうちの会社で働いてくれた人はいましたが、私に考えるきっかけをくれたのはこの4人でした。

基本的にうちのような名もなき零細ベンチャーで働いてくれるような方々って、

なにかしら癖があるというか、理由があるんですよ。他社で正社員で働かない理由が。

それが専業主婦だったり、学生だったり、独立を目指している人だったり、そんなに稼がなくてもいいと思っている人だったりと立場は様々なのですが、

だからこそ新鮮な視点をもらえた部分もあったので、私は皆さんとの出会いに感謝しています。

私自身、何年もワーママとして働いているなかで無意識のうちに思い込んでいた「こうしなきゃ」があったんだと思うんですよね。

保育園があるから辞められないとか、時短の負い目とか、仕事は頑張って結果を出さなきゃとか。

でも立場が違う人から見てみたら、私のこだわりって「なんで?」って思う部分もあるんだろうなと。

そういう面からも立場が大きく違う人からの言葉は救いでもあったし、気づきにもなりました。

でもね、それと同時に思うのは、やはり正社員とアルバイトは違うってことです。

皆さんが私に言ってくれた言葉は、アルバイトという立場だから言える部分もあるってこと。

アルバイトの人から「自分の仕事じゃないのなら、やらなかったらいいじゃないだけの話じゃないですか」っていくら言われても、

正社員の立場からすると「でも会社としてはやらなきゃいけないのに、やらないって選択肢なんてないんだよな」って思ってしまったりね。

いや、まあ、責任がなければそうなんだけどさ、とか。

今日この瞬間に自分が仕事辞めても大丈夫だったらそうできるけど、そうではないんだよ、みたいな。

言うのは簡単なんだけど、実践するのは難しいんだよな、と思うことも多くありました。

だから皆さんの視点は気づきとして大切に受け止めたいとは思いつつ、すべて真に受けるのはいけないなとも感じていました。

でも総じて、私がこの会社でなんとかやってこれたのは皆さんとの出会いのおかげだと思っています。

この場を借りて、ありがとうございました。(ブログ読んでないけどね)

人のいいところは真似して、ちょっと違うなというところはスルーする。

そんな感じでこれまでやってきたし、これからもやっていこうと思います。

というわけでまたまた長くなりましたが、エピローグ編は以上です。

振り返りをしたら、なんだか愚痴が多くなってしまって恐縮です。

(ちなみに、いま胃が痛いです。昔を思い出したからかな。笑)

個性豊かなアルバイトの方々との会話と、そのとき私が感じたことを楽しんでいただけていたら幸いです。

今の職場が過ごしづらいとか、なんか辛いとかで悩んでいる方がいたら、私の経験談がなにかひとつの参考になれば嬉しいです。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

次は読んでよかった本を紹介していきたいと思います~

今日も一日お疲れさまです!

★本文中で参照したリンクはこちら↓

自分に自信のない私が、人生ではじめて給与交渉をした話。

承認欲求を剥き出しにする人が苦手だ。

敏感すぎるHSPの私が、生きやすくなるために実践していること。

幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門 (単行本)

★このシリーズを最初から読む方はこちら↓

①いい大学を出ていい会社に入れば幸せになれると思ってたけど全然そんなことなかった件

②20代で両親を失ったときの話

③2社目で初めて「仕事って楽しい」と思えた話

④ワンオペワーママ生活がしんどすぎた時代

⑤念願の二人目を死産したときの話

⑥時短希望での転職活動を始めてみたものの難航しまくった話

⑦コネを頼って転職できるかなと期待したけどそんな甘くなかった話

⑧ひどい言われようだったけど、なんとか転職先を見つけるまでの話

⑨零細ベンチャーでの仕事に翻弄されてもがき苦しむ様子

⑩体調を崩しつつ、自分のストレスの正体と向き合った話

⑪ある女の子と出会って救われたけど2人目が出来ずに心折れてもう辞めようって思ったときの話

⑫辞めようかと思ったけど辞めずに頑張ろうと決めて、「人を雇ってください」と言った話

⑬信頼できる社員を雇ってもらい仕事に没頭し、念願の2人目を妊娠&出産した話

★らっこって誰?って方はこちら↓

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この記事を書いた人
rakkomom

35歳、零細企業で働く時短ワーママらっこです。
7歳の息子と0歳の娘、長時間労働夫の4人家族。
読書記録、キャパ狭のワーママが倒れずに生きていくための工夫を書いています。

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