息子のスイミング教室の様子を見ながら感じること。

「好き」を伸ばす子育て
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息子、今月からスイミングに通い始めました。
体験に行ってみたら本人がとても楽しんでいたので、その場で入会を決めました。
親の意図としては、健康な身体になってくれればいいなという思いが強く、泳げるようになること自体はそれほど重視していません。
月に9000円超という金額は我が家にとっては痛いのですが、、今のところそれに見合うだけの経験を息子は得られていると思います。
週1回、スイミング教室の様子を遠くから眺めながら色々と思うことがあったので、忘れないうちに書いておきます。
息子が通っているスイミングでは、子どものレベルによってゾーンが分かれています。多くのスイミングで同じかもしれません。
入りたての息子は一番端っこのゾーンでひよこのようにピヨピヨと練習しています。
入門コースでも色々と目標があって、それらを達成したらシールがもらえます。
シールをすべてもらえたら次のレベルに進むテストを受ける権利を得られるそう。
シールの内容はかなり細かく設定されています。
顔に水をつけること、口を水に入れた状態で息を吐けること、といった基礎の基礎から、ビート板を持ってバタ足ができる等のいよいよスイミングだねみたいなところまで、様々なチェックポイントがあります。
泳げない私としては、「なるほど、こういう風にステップを踏んで泳げるようにしていくのね」とかなり感動しました。
考えてみると、このスイミングでの一連の経験って、息子にとっては初めての「自分の今のレベルや上達が目に見える経験」なんですね。
これって、単なる習い事ではなく、社会で生きていくための第一歩を学べる貴重な経験じゃんと思ったんです。
自分の隣のゾーンにいる自分のお友達を見て、「自分より泳ぎがうまいなー」と感じたりするわけです。
最初のうちはいつから教室に通い始めたかみたいなことも関係するかもしれないけれど、時間が経つにつれて、個々人のセンスや飲み込みの早さ差とかを、身をもって感じていくんだろうなーと思ったのです。
さらに時間が経てば「自分より後に入ってきたのに、自分より先に上のクラスに上がっていく子がいる」ことを目の当たりにする経験もするかもしれません。
それはレースのような明確に順位がつくような差ではないかもしれないけれど、所属するコースによって上手い下手の差があること、努力しなければ上達していかないことを身をもって学べるって、生きていく上でとても大切なことだなと感じました。これは家庭では教えられないこと。
ちなみに息子は当初自信満々だったのですが、思ったようにシールがもらえなくて悔しい様子。
コーチに「口を水をにつけるところまではできているから、あとはその状態でブクブクと息を吐けるようになればシールがもらえるよ」と教えてもらってからは、家のお風呂で練習したりしていました。
次のクラスでシールがもらえたときにはとても嬉しそうで、もっとうまくなるぞー!とやる気に満ちていたりもして、そんな様子を見て微笑ましく思っています。
コーチはひとりひとりのレベルに合わせた形で内容を変えてくれていて、想像していたよりもずっとフレキシブル。子どもの名前もちゃんと覚えてくれていて、練習のあとはそれぞれにアドバイスをくれるので、本当にありがたいなと思っています。
スイミングに限らないかもしれませんが、習い事では一般的にカリキュラムが設定されていて、それをクリアしていけばある程度までは上達していくものだと思います。
カリキュラムがあって教えてくれる人がいるということは、習う側には楽なのかもなと思います。
こういう習い事をすることが社会に出た後にどういう形で役立つのかな?と考えてみると、
・自分の向き不向きを知ること。
・努力すればある程度までは上達すること。
・何か新しいことを学んでいくときには、セオリーとステップがあることを知ること。
・効率よく学ぶためには誰かに教えてもらうのが早いことを知ること。(ただしそれには大抵の場合はお金が必要なこと)
・自分で一から学ぶ場合には、そのセオリーとステップを自分で設定する必要があること。
あたりかなあと思います。
息子のスイミングを見ながら、そんなことを考えていました。
今後の様子を見ながら、アップデートしていきたいと思います。
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